連載 今さら知らないといえない 科学技術イノベーション—iPS,AIを説明できますか・4
生殖補助医療技術に関する最近の基礎知識
鈴木 孝太
1
1愛知医科大学医学部衛生学講座
pp.619-623
発行日 2020年9月15日
Published Date 2020/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209473
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はじめに
1978年に世界で初めて体外受精によって妊娠した児が出生し,わが国でも1983年に体外受精児が初めて生まれ,その後,凍結胚(受精卵)を用いた体外受精や顕微授精などの技術が生まれ,これらの技術により多くの児が出生している.本稿では,公衆衛生の専門家にとって重要と考えられる,体外受精に代表される生殖補助医療技術(Assisted Reproductive Technology:ART)に関連した知識や,最近の知見について概説する.
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