調査研究
健康意識と行動—面接による全国調査結果の解析(3)
森本 兼曩
1
,
遠藤 弘良
2
,
川上 憲人
1
,
三浦 邦彦
1
,
丸井 英二
3
,
金子 哲也
4
,
星 旦二
5
,
近藤 忠雄
6
,
新野 直明
1
,
今中 雄一
1
,
茂呂田 七穂
7
,
郡司 篤晃
8
,
小泉 明
1
Kanehisa MORIMOTO
1
,
Hiroyoshi ENDO
2
,
Norito KAWAKAMI
1
,
Kunihiko MIURA
1
,
Eiji MARUI
3
,
Tetsuya KANEKO
4
,
Tanji HOSHI
5
,
Tadao KONDO
6
,
Naoakira NIINO
1
,
Yūichi IMANAKA
1
,
Nanaho MOROTA
7
,
Atsuaki GUNJI
8
,
Akira KOIZUMI
1
1東京大学医学部公衆衛生学教室
2厚生省保健医療局健康増進栄養課
3東京大学医学部国際交流室
4杏林大学保健学部人類生態学教室
5国立公衆衛生院衛生行政学部健康教育室
6目黒区目黒保健所予防
7東京大学文学部社会心理学教室
8東京大学医学部保健管理学教室
pp.761-771
発行日 1986年11月15日
Published Date 1986/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207370
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Ⅸ.教育レベルと健康意識・行動 ■はじめに
人間の意識や行動を規定する重要な要因のひとつとして教育レベルがある.それでは,教育レベルの違いによって,健康意識や行動にどのような相異が現れるであろうか.
望ましい健康行動と教育レベルの関係については,教育レベルが高い(教育年限が長い)ほど,望ましい健康行動をとるという報告が米国において報告されている.わが国の場合は諸外国に比較し,国民全体の教育レベルが高く,比較的均質化しているといえる.そこでこのようなわが国において果たして教育レベルの違いが,健康意識や行動の違いにどのような影響を及ぼしているものであろうか.
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