私の発言
看護学生の意識と看護教育—全国調査の結果から
島村 忠義
1
1日本赤十字中央女子短期大学
pp.133-137
発行日 1980年3月25日
Published Date 1980/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907419
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はじめに
大学院で社会学を専攻した私が,友人の紹介で日本赤十字中央女子短期大学の講師となってから5年目になろうとしている.私はこの短大に来るまで,‘日赤’という名前は知っていた(私自身が日赤産院で生まれたという経過から)が,看護学校にも4年制大学や3年制・2年制短大があること,そして各種学校においても3年制・2年制,さらに准看護婦のために進学コースがあることなどは,全く知らなかった.
そんな私にも,伝統ある日赤の看護学校で多くの教職員と接触しているうちに,最初は無我夢中で何も分からなかった看護学校の実情を,私の専門である社会学の視点から見つめる余裕ができてきた.
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