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次号予告・あとがき
高鳥毛 敏雄
pp.344
発行日 2013年4月15日
Published Date 2013/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401102726
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久しぶりに特集で「結核」を取り上げさせていただきました.DOTS(Directly Observed Therapy, Short-course)やコホート検討会はすっかり定着し,発見患者に対する治療の徹底は確実に進んでいます.加藤氏が指摘されているように,結核医療が脆弱化してきています.国レベルの支援策の強化も求められています.
一方,地域により状況に大きな違いが出てきています.北海道,和歌山県,長崎県のご報告をいただきました.長崎は,離島と複雑な地形のところがあり,患者も不便を強いられているだけではなく,結核病床稼働率が低く,医療機関も苦しい状況にあるとのことです.大都市部については,東京都,神戸市にご報告をいただきました.外国人やホームレスなどの生活困窮者の難しい課題への対応が求められてきているとのことです.
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