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次号予告・あとがき
阿彦 忠之
,
品川 靖子
,
高鳥毛 敏雄
,
成田 友代
,
西田 茂樹
pp.86
発行日 2013年1月15日
Published Date 2013/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401102651
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●本号の特集を拝読し,恩師の新井宏朋先生が1995年の日本公衆衛生学会総会(会長講演)で提唱された「公衆衛生のパラダイムシフト」を思い出しました.疾病管理から健康なまちづくりへ,疫学偏重から政策科学重視へといった提案には,公衆衛生の危機を打破したいとの思いが込められていました.あれから18年.危機は複雑化し,更なるパラダイムシフトが必要と感じた次第です. (阿彦忠之)
●地域保健法成立以降の怒涛のような保健所統廃合と行政の組織改正により,公衆衛生は大転換期を迎えています.時代や社会とともに健康課題は変わるため,それに対応する組織や体制も変化しますが,公衆衛生の重要性に変わりはありません.大局を見る目と柔軟な発想で課題に取り組み日々活動していくことが,公衆衛生の明るい未来につながると信じています. (品川靖子)
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