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あとがき・次号予告
高鳥毛 敏雄
pp.984
発行日 2011年12月15日
Published Date 2011/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401102302
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被災地に足を運ぶ度に様々な課題があることに気づかされ,公衆衛生は役割を果たせているのかと,今なお自問自答を繰り返しています(原発災害はいまだに終息しておらず,今後改めて誌面に取り上げてみる必要があると思っています).大津波の映像を見ると,すべての人々が一瞬にしてのみ込まれてしまったようです.この大災害では,高齢者,乳幼児,体が悪い人,動けない人などの災害弱者はどうであっただろうかと,気になっています.
公衆衛生は感染症,食中毒などの想定外の健康問題に対応するためにつくられた組織であります.東日本大震災は地域保健法が施行されてはじめての広域災害でしたが,公衆衛生が的確に機能できたのか,気がかりです.
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