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あとがき
西田 茂樹
pp.88
発行日 2010年1月15日
Published Date 2010/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101724
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肺炎は化学療法で治療できる非常に一般的な疾病のようですが,死因順位は第4位を占めており,わが国の公衆衛生上の脅威と言っても過言ではないと思われます.しかし,肺炎より死因順位の高い悪性新生物等のみならず,順位の低い糖尿病等と比較しても,公衆衛生上の課題とは認識されていないような印象を持ちます.
また,肺炎の主要な原因は微生物であり,当然,多くの肺炎は感染症です.しかし,感染症対策としても,結核やインフルエンザ,人畜共通感染症や食中毒等に比べて,肺炎が対象とされている感は薄いように思います.
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