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資料
総合病院の小児病棟で1型糖尿病診断時に行われる子どもと家族への看護の実態調査
Nursing practice for children diagnosed type 1 diabetes and their families by nurses in pediatric wards of general hospitals
金丸 友
1
,
伊藤 千穂
2
,
中村 伸枝
3
,
出野 慶子
4
Tomo Kanamaru
1
,
Chiho Ito
2
,
Nobue Nakamura
3
,
Keiko Ideno
4
1千葉県立保健医療大学健康科学部看護学科
2ほたるのセントラル内科
3前千葉大学大学院看護学研究院
4徳島文理大学大学院看護学研究科
1Department of Nursing, Faculty of Healthcare Sciences, Chiba Prefectural University of Health Science
2Hotaruno Central Clinic
3Former Graduate School of Nursing, Chiba University
4Graduate School of Nursing, Tokushima Bunri University
キーワード:
1型糖尿病
,
診断時看護
,
総合病院
,
小児病棟
,
多職種連携
Keyword:
1型糖尿病
,
診断時看護
,
総合病院
,
小児病棟
,
多職種連携
pp.11-18
発行日 2025年3月31日
Published Date 2025/3/31
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
総合病院小児病棟の看護師による1型糖尿病診断時に行われる看護を明らかにすることを目的とし,20名の看護師に質問紙調査を行った.質問紙では診断時の看護,看護の必要性,多職種連携等について質問し,選択回答の項目は単純集計し,自由記述回答の項目は質的帰納的に分析した.多くの看護師が行っていたことは,低血糖や高血糖に関することや,インスリン注射や血糖測定の手技に関することであった.そして,子どもや家族の気持ちや糖尿病の受けとめに合わせ,これまでの生活スタイルを重視した関わりをするように心掛けていた.一方,食事,インスリンポンプ,退院直後には必ずしも必要とされないことについては行っていない傾向であり,他職種や糖尿病看護認定看護師が教育していた.総合病院小児病棟における1型糖尿病診断時看護として,入院時だけでなく退院後の外来にわたって,多職種連携型の患者教育プログラムの必要性が示唆された.
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