Japanese
English
資料
2型糖尿病をもつ男性シフトワーカーの睡眠と食事の特性
Sleep and dietary characteristics of male shift workers with type 2 diabetes
石田 晴子
1
Haruko Ishida
1
1いわもと内科クリニック
1Iwamoto Internal Medicine Clinic
キーワード:
糖尿病
,
シフトワーカー
,
概日リズム
,
Diabetes
,
Shift Worker Schedule
,
Circadian rhythm
Keyword:
糖尿病
,
シフトワーカー
,
概日リズム
,
Diabetes
,
Shift Worker Schedule
,
Circadian rhythm
pp.1-9
発行日 2025年3月31日
Published Date 2025/3/31
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
目的:2型糖尿病をもつ22時〜5時を含む深夜に勤務する男性シフトワーカー6名を対象に,夜勤の定義を明確にし,睡眠,食事の特性を明らかにする.方法:質的記述的研究デザインにて半構造化面接を行い,勤務状況と睡眠,食事に関する行動や考えを表す文脈を抽出しMiles, Huberman, Saldaña(2014)の分析を用いコード化した.比較分析しながら新たな分析結果が生じなくなるまで繰り返し,睡眠と食事の特性をあげた.結果:「長時間勤務で変動」し,HbA1c値によって深夜の就業規制があった.「夜勤が続くと休日はほぼ寝ている」,「夜勤明けに食べてすぐ寝る習慣」,「就寝前の食事が多いと起床時は欠食する」,「食を楽しむよりも摂りやすい食品に単一化する」特性があった.考察:シフトワーカーが社会的に孤立せず糖尿病療養を継続できるように,個々の生活リズムを理解し支援することが,糖尿病の重症化予防に繋がる.結論:「起きて食べる」という生理的なリズムとは逆に,「食べて寝る」習慣が欠食の要因となっている.
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