Japanese
English
研究報告
インスリンポンプを使用している小学生の学校生活の現状
School life and support for children who use insulin pumps
出野 慶子
1
,
髙山 充
1
,
河上 智香
1
,
天野 里奈
1
,
中村 伸枝
2
,
金丸 友
3
Keiko Ideno
1
,
Mitsuru Takayama
1
,
Chika Kawakami
1
,
Rina Amano
1
,
Nobue Nakamura
2
,
Tomo Kanamaru
3
1東邦大学看護学部
2千葉大学大学院看護学研究科
3秀明大学看護学部
1Faculty of Nursing, Toho University
2Graduate school of Nursing, Chiba University
3Faculty of Nursing, Shumei University
キーワード:
インスリンポンプ
,
1型糖尿病
,
小学生
,
学校生活
Keyword:
インスリンポンプ
,
1型糖尿病
,
小学生
,
学校生活
pp.18-24
発行日 2019年3月31日
Published Date 2019/3/31
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
本研究の目的は,インスリンポンプを使用している1型糖尿病をもつ小学生の学校生活の現状を明らかにし,学校生活における支援について検討することである.インスリンポンプ療法を実施している小学生6名を対象とし,家族会主催のキャンプにおいてグループインタビューを実施した.その結果,インスリンポンプの使用に関連して困ったこととしては,【ポンプトラブル】【自分に関心が集まる】【クラスメートの言動に困惑】【補食に対する羨望】の4カテゴリーが抽出され,学校関係者のかかわりに対しては,【特別扱いされたくない】【過剰な心配は不要】【病気の子どもと見られる困惑】【適切な対応の要望】の4カテゴリーが抽出された.学童期の子どもにとってクラスメートとの関係性は重要であり,クラスメートの理解・協力が得られる支援,および学童期の子どもの特徴を踏まえて学校関係者が子どもにかかわれるように支援する重要性が示唆された.
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