徹底分析シリーズ ロボット手術2nd Phase
医療経済,地域格差からみたロボット支援下手術の実態—「アクセスの平等」と「医療資源の最適化」のジレンマ
糸島 尚
1
,
國澤 進
1
,
今中 雄一
1,2
Hisashi ITOSHIMA
1
,
Susumu KUNISAWA
1
,
Yuichi IMANAKA
1,2
1京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻医療経済学分野
2京都大学大学院医学研究科 ヘルスセキュリティセンター 健康危機管理システム学分野
pp.1208-1214
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134088360320121208
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ロボット支援下手術robot-assisted surgery(RAS)は,その低侵襲性から臨床的価値が期待される一方,導入や維持にかかる高額なコストが問題となり,地域間の偏在という課題も認めている。
本稿では,日本の普及状況と地域格差の実態を概観し,臨床データの分析やこれまでに報告されている論文の臨床的アウトカムや経済性の分析を通じて,RASについて考察する。

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