症例ライブラリー この無痛分娩依頼 どうすればいいですか?
ITP合併妊婦:無痛分娩をできないかもしれないと聞いてとても不安です…
細川 幸希
1
Yuki HOSOKAWA
1
1昭和医科大学医学部 麻酔科学講座
キーワード:
妊娠性血小板減少症
,
脊髄幹手技
,
血小板減少
,
血小板輸血
,
硬膜外血腫
Keyword:
妊娠性血小板減少症
,
脊髄幹手技
,
血小板減少
,
血小板輸血
,
硬膜外血腫
pp.1156-1159
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134088360320121156
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■症例
35歳の女性。身長160cm,体重62kg(非妊娠時54kg)。1妊0産。1年前に免疫性血小板減少症immune thrombocytopenia(ITP)と診断された。妊娠初期の血小板数は12万/μLで,妊娠中は特に治療せず7万〜8万/μLを推移していた。そのほか妊娠経過に異常なし。無痛分娩の希望があり,妊娠34週0日に麻酔科外来を受診予定。産科外来の助産師からは「初産で不安が強く,産科主治医からITPのため無痛分娩をできない可能性があると説明を受け,心配している」との情報があった。
さて,あなたならどうする?

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