徹底分析シリーズ 麻酔とテクノロジー
過去から現在・未来への視座—麻酔科医がテクロノジーを“使いこなす”とは
宮坂 勝之
1
Katsuyuki MIYASAKA
1
1聖路加国際大学
pp.1102-1108
発行日 2025年11月1日
Published Date 2025/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134088360320111102
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筆者は,片耳胸壁聴診器が麻酔科医の象徴であった時代から臨床麻酔に携わり,約半世紀の麻酔科医人生では,出生前の胎児から100歳を超える超高齢者までに対する手術室内の麻酔に加え,手術室外での各種麻酔,無痛分娩,救急外傷,航空機患者搬送,集中治療,緩和医療,在宅人工呼吸療法など,さまざまな領域で,麻酔科医としてチームに参加あるいは主導し,さまざまなテクノロジーの開発,導入にもかかわってきた(図1)。
本稿では,それらの経験から考えること,そしてこれからの「麻酔とテクノロジー」についての展望を読者と共有したい。

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