Japanese
English
今月の主題 微小胃癌
序説
微小胃癌―過去・現在・未来
Introduction
岡崎 幸紀
1
Yukinori Okazaki
1
1山口県厚生連周東総合病院内科
キーワード:
小胃癌
,
微小胃癌
,
電子スコープ
,
内視鏡的粘膜切除術
,
遺伝子解析
Keyword:
小胃癌
,
微小胃癌
,
電子スコープ
,
内視鏡的粘膜切除術
,
遺伝子解析
pp.1229-1230
発行日 1995年9月25日
Published Date 1995/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403105525
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時の流れは速い.微小胃癌が臨床診断の領域に登場して,四半世紀が過ぎた.歴史という観点に立てば,いまだわずかな時間という見方もある.しかし,五十路の半ばともなると,何か急がれるし,慌しく考えてしまう.微小胃癌の診断学はどれほど進歩したのかと.
小さな癌の診断という,微小胃癌診断の前段階は,1966年の第4回日本消化器内視鏡学会秋季大会で始まっている.早期胃癌の概念が提唱されて,まだあまり時間を経ていないころである.シンポジウム「微細病変の診断および診断の限界」の中で,2cm以下の表面型早期胃癌が微細病変として検討されている.
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