徹底分析シリーズ 麻酔科医として死に向き合う
生命維持治療の終了について—チームで死に向き合い,ゴールを話し合うこと
塩田 修玄
1
Nobuhiro SHIOTA
1
1東京科学大学大学院医歯学総合研究科 生体集中管理学
pp.784-788
発行日 2025年8月1日
Published Date 2025/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134088360320080784
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手術や麻酔が安全になるにつれ,麻酔科医が死に遭遇する機会は減少した。このことは,麻酔科医が死に向き合う姿勢を学ぶ機会がほとんどなくなってしまったことを表している。しかしながら,麻酔科のサブスペシャリティである集中治療や緩和ケアは,多くの死を見つめる機会を提供してくれる。
本稿では,主に集中治療における終末期医療を扱う。若手麻酔科医の皆さんが,死と向き合うことを考えるきっかけになればと思う。

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