- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
The New England Journal of Medicine
Editorial:
Nielsen N. The way to a patient's heart—Vascular access in cardiac arrest. N Engl J Med 2024 Oct 31. doi:10.1056/NEJMe2412901. [online ahead of print]
Article:
Vallentin MF, Granfeldt A, Klitgaard TL, et al. Intraosseous or intravenous vascular access for out-of-hospital cardiac arrest. N Engl J Med 2024 Oct 31. doi:10.1056/NEJMoa2407616. [online ahead of print]
■心肺蘇生中の好ましい薬物投与経路は?
成人の心肺蘇生(CPR)中の薬物投与経路について『JRC蘇生ガイドライン2020』では,骨髄路と比較して静脈路を第一選択とし(弱い推奨,エビデンスの確実性:非常に低い,Grade 2D),静脈路確保が不成功あるいは困難であった場合には骨髄路を提案する(弱い推奨,エビデンスの確実性:非常に低い,Grade 2D)としている。成人のCPR中の薬物投与経路として静脈路を第一選択とするのは,欧米の心肺蘇生ガイドラインでも同様であり,骨髄路使用では静脈路使用よりも,生存率や退院時の神経学的転帰といった重大アウトカムが不良であることを示した観察研究にもとづいている。一方で,成人のCPR時には骨髄路確保が広く行われつつあるという状況がある。
![](/cover/first?img=mf.134088360320020210.png)
Copyright © 2025, MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD. All rights reserved.