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English
特集 これからの作業療法教育と作業療法士の姿
作業療法教育のこれまで(変遷)・現状と課題
Occupational therapy education past(changes), current situation and issues
三澤 一登
1,2
Kazuto Misawa
1,2
1愛媛十全医療学院
2日本作業療法士協会
pp.114-117
発行日 2025年2月15日
Published Date 2025/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540590020114
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Key Questions
Q1:日本における作業療法教育とは?
Q2:国の施策と「理学療法士及び作業療法士法」との関係性とは?
Q3:職域の拡大と作業療法教育に求められるものとは?
はじめに
日本に作業療法士が誕生するまでの歴史を振り返ると,さまざまな議論と準備がなされてきたことがわかる.また,日本の社会情勢の変化に伴った制度改正等,その後も時代の背景を踏まえた対応をし続け,作業療法教育においても同様に変革を遂げている.現在,少子・高齢化が急速に進む中で,リハビリテーションの重要性と期待は高まる一方だが,限られた財源や社会資源を有効,かつ,適正に運用していくにはどうすべきかという課題は残る.作業療法教育でも,社会ニーズに応え,医療専門職として求められる資質と専門性をどう担保していくのかは,近々の課題といえる.ここでは,作業療法教育の歴史的変革を踏まえながら,これからの作業療法士の育成について,教育的視点に基づいた現状と課題を述べる.
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