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今月の特集2 補体をめぐる話題
注目の補体異常症
遺伝性血管性浮腫(HAE)—病態解明と治療の目覚ましい進歩
Hereditary angioedema: remarkable advances in pathogenesis and treatment
堀内 孝彦
1
1地方独立行政法人福岡市立病院機構 福岡市民病院
キーワード:
遺伝性血管性浮腫
,
HAE
,
C1インヒビター
,
C1-INH
,
ブラジキニン
,
ガイドライン
Keyword:
遺伝性血管性浮腫
,
HAE
,
C1インヒビター
,
C1-INH
,
ブラジキニン
,
ガイドライン
pp.82-87
発行日 2024年1月15日
Published Date 2024/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203504
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Point
●遺伝性血管性浮腫(HAE)は古くから知られた疾患であるが,近年,病態解明と治療の2つの分野で大きな進歩があった.
●病態解明について,従来知られていた補体C1インヒビター(C1-INH)遺伝子に加えて2000年以降新たな原因遺伝子が次々に明らかにされた.
●治療法についてもここ数年目覚ましい進歩があった.発作の治療と発作の予防,いずれについても画期的な薬剤が相次いで登場している.
●これらの進歩を踏まえて,2023年に日本補体学会の「遺伝性血管性浮腫(HAE)診療ガイドライン」が4年ぶりに改訂された.
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