増大特集 ワクチン開発
Ⅻ.サポート機関(滋賀医科大学)
滋賀医科大学のサルを用いた医学研究
伊藤 靖
1
,
遠山 育夫
2,3
Itoh Yasushi
1
,
Tooyama Ikuo
2,3
1滋賀医科大学病理学講座疾患制御病態学部門
2滋賀医科大学執行部
3滋賀医科大学動物生命科学研究センター
キーワード:
カニクイザル
,
トランスレーショナル・リサーチ
,
ABSL3
,
パンデミックウイルス
,
難病モデル
Keyword:
カニクイザル
,
トランスレーショナル・リサーチ
,
ABSL3
,
パンデミックウイルス
,
難病モデル
pp.536-537
発行日 2025年10月15日
Published Date 2025/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.037095310760050536
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滋賀医科大学は霊長類を医学研究に活用できる国内有数の研究機関である。カニクイザルの疾患モデルを作製し,病原性の解明,ワクチン・治療薬の開発を行っている。感染症モデルのみならず,遺伝子改変カニクイザルの作製に成功し,種々の難病の病態解明と治療薬開発を推進している。カニクイザルは免疫応答,代謝,解剖学的構造が齧歯類よりヒトに近く,ヒトにおける治療薬の有効性を予測するために有用であり,今後もトランスレーショナル・リサーチに貢献していきたい。
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