巻頭インタビュー・18
論理を切り替える知と、共感が照らす私たちの未来
渡邉 雅子
1
,
『看護教育』編集室
1名古屋大学大学院教育発達科学研究科
pp.625-632
発行日 2025年12月25日
Published Date 2025/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.004718950660060625
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あらゆる分野や業種で重要だとされる「論理的である」こと、あるいは「論理的に考え・書き・話す」こと。
そもそも〈論理的である〉とはどのようなことを指すのか、〈分かりやすさ〉とは何か。
ビジネス書などで示される「結論を先に述べ、根拠を示すこと」—私たちはそれを論理的と考えがちです。しかし、渡邉さんは「論理とは社会が共有する合意形成の型であり、それは文化によって異なる」と語ります。
近代以降、世界の価値観が交錯し、特定の主義が声を強める中、思考を柔軟に切り替え、文化や背景を理解する知、そして、共感が光を放ちます。
今、教育や社会を導く新たな指針は、まさにこれまで看護が育んできた姿勢ではないでしょうか。
「看護教育」編集室

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