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冠動脈疾患治療のための

ロータブレーター実践ガイド

合併症の予防と対策

ロータブレーター実践ガイド
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筆頭著者 坂倉 建一 (著)

文光堂

電子版ISBN

電子版発売日 2022年5月23日

ページ数 80

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-8306-1944-1

印刷版発行年月 2018年9月

DOI https://doi.org/10.50936/9784830619441

書籍・雑誌概要

ロータブレーターを安全に行うために,適応,禁忌,画像機器の活用の仕方,合併症の種類や,対処法,予防法について解説.ロータブレーターは重篤な合併症が多いという負のイメージがあるが,本書では正しい知識,安全な治療戦略が具体的に記載されており,合併症発生を大幅に減らすことのできる工夫がエビデンスを交えて丁寧に解説されている.ロータブレーターのエキスパートである著者ならではのコツが豊富に盛り込まれた1冊.

目次

1 ロータブレーターシステムおよび実際の手技について
 1 ロータブレーターシステム
 2 ロータブレーターの実際の手技
  a RotaWireTMの選択とその進め方
  b バーを病変部手前に持ち込む
  c バーで病変部を削る
  d polishing runは必要?
  e バーを体外に抜去する
   コラム1▶心臓外科医によるバックアップの重要性について
2 ロータブレーターの適応
 1 添付文書上の適応と禁忌
 2 実際の適応と禁忌
  a 相対適応
  b 絶対適応
  c 禁忌
   コラム2▶ロータブレーターでも不可能はある
3 ロータブレーターに関するエビデンス
 1 適応病変に関するエビデンス
 2 ロータブレーターの方法に関するエビデンス
  a バーの大きさ
  b 施行時の回転数
  c ロータカクテルの内容
 3 合併症の予測因子に関するエビデンス
 4 ロータブレーター後の予後に関するエビデンス
   コラム3▶精密機械なので,添付文書を守ることは大切
4 ロータブレーターにおけるイメージングデバイスの活用
 1 ロータブレーターにおけるイメージングデバイス
 2 IVUSの有用性
  a ロータブレーター施行前のIVUS
  b 小さなバーでのアブレーション後のIVUS
  c ロータブレーター必要症例におけるIVUS
   コラム4▶calcified noduleへのロータブレーター
5 ロータブレーターを安全に行う工夫
 1 工夫①できるだけバーを強く押さない
  a ガイドカテーテルのバックアップが取れる形状を使用する
  b ガイドワイヤーを十分に末梢まで進める
  c 最初は小さなバーから使用する
  d 高リスク病変
 2 工夫②すべての石灰化部分をpassする必要はない
 3 工夫③長期の成績が良くなるに越したことはないが,まずは安全に初期成功を目指す
   コラム5▶ロータブレーターが使用できない施設において,石灰化に対してどこまで頑張るか
6 ロータブレーターにおける合併症:種類,対処法,予防法
 1 合併症①slow flow/no flow
  a どんなときに生じるか
  b どうやって対処するか
  c どうやって予防するか
 2 合併症②ガイドワイヤー断裂
  a どんなときに生じるか
  b どうやって対処するか
  c どうやって予防するか
 3 合併症③バーのスタック
  a どんなときに生じるか
  b どうやって対処するか
  c どうやって予防するか
 4 合併症④冠動脈穿孔
  a どんなときに生じるか
  b どうやって対処するか
  c どうやって予防するか
   コラム6▶ロータブレーターはチームプレーで
あとがき
索 引