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成人脊柱変形治療の最前線

成人脊柱変形治療の最前線
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筆頭著者 日本側彎症学会 (編)

その他の著者等 種市洋/松本守雄

南江堂

電子版ISBN 978-4-524-24179-8

電子版発売日 2017年10月16日

ページ数 366

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-524-25986-1

印刷版発行年月 2017年7月

DOI https://doi.org/10.15106/9784524259861

書籍・雑誌概要

成人脊柱変形は、小児脊柱変形の遺残に加え、高齢化や脊椎固定術後変形などの変性変化により近年増加しており、痛みや神経障害・消化器症状など患者のQOL・ADL低下の要因となっている。本書では日本側彎症学会の事業として、これら成人脊柱変形に対する積極的な手術的治療を安全に完遂するための知識を集約した。脊柱グローバルバランスの評価や発症機序、病態から、手術適応の判断・治療戦略の立案や実際の手術手技までを網羅した一冊。

目次

【内容目次】
I章 総論
 A 成人脊柱変形治療の歴史
 B 病態
  1.病因による分類
  2.立位グローバルアライメント・バランス
  3.SRS-Schwab分類
  4.疫学
   a.住民検診
   b.加齢と脊柱・骨盤パラメータの変化
   c.脊柱矢状面アライメントの基準値と民族間の違い
   d.医原性後弯症
   e.骨粗鬆症性椎体骨折と脊柱変形
  5.症状と問題点
 C 診断・評価
  1.診かたと注意点
  2.画像診断
  3.健康関連QOL評価
  4.特殊な病態評価:Slot-scanning 3D X-ray Imager(EOS),立位バランス,歩行解析
 D 治療
  1.保存的治療
  2.手術適応の考え方
  3.手術計画の立て方と実際
  4.麻酔管理(周術期管理)
  5.術後管理
  6.合併症と対策
II章 各論
 A 各病態における治療戦略
  1.変性後側弯症(de novo,二次性を含む)
   a.脊柱変形を伴った腰部脊柱管狭窄症
   b.変性側弯症(側弯Cobb角30°以上)
   c.変性後弯症(側弯Cobb角30°未満)
   d.パーキンソン病に伴う脊柱変形
   e.頚椎変形
  2.脊椎固定術後後弯症
  3.骨粗鬆症性後弯症
 B 手術手技
  1.各種解離法と骨切り術
   a.椎間解離法
    a-1.後方進入法(PLIF,TLIF)
    a-2.側方アプローチによる前側方解離矯正
   b.Ponte骨切り術(下関節突起切除を含む)
   c.pedicle subtraction osteotomy(PSO)
   d.vertebral column resection(VCR)
  2.インストゥルメンテーション
   a.後方法
   b.骨盤固定法
   c.前方法
   d.MIS(minimally invasive surgery)
   e.骨粗鬆症対策
付録
 1.Oswestry Disability Index(ODI)
 2.日本整形外科学会腰痛評価質問票(JOABPEQ)
 3.Scoliosis Research Society.22(SRS.22)日本語版
 4.Roland.Morris Disability Questionnaire(RDQ)
索引