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失敗に学ぶ外科症例 東京ベイ外科MMカンファレンス実況中継
筆頭著者 窪田 忠夫 (編著)
東京ベイ・浦安市川医療センター 外科
金芳堂
電子版ISBN
電子版発売日 2023年11月2日
ページ数 224
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-7653-1969-0
印刷版発行年月 2023年11月
書籍・雑誌概要
東京ベイ・浦安市川医療センターの外科で月2回開催される,M&Mカンファレンスを「症例提示」「カンファレンスの総括」「Dr.窪田コメント」の順で,実況中継風に紹介~ポイント解説した構成となっており,現場目線がしっかり盛り込まれた内容となっています.外科のうまくいかなかった症例を知ることにより,現場で注意できるようになり,また,より良い判断が下せるようになる内容となっております.
目次
巻頭言
出版に寄せて
執筆者一覧
第1章 M&Mカンファレンスとは?
1 カンファレンスの目的
2 カンファレスの意義
3 カンファレンス対象例の決め方
4 カンファレンスの役割と基本ルール
1 全参加者
2 ファシリテーター
3 プレゼンター
4 アテンディング
5 2~4以外の参加者
5 カンファレンスの流れ
1 開催の宣言
2 症例提示
3 失敗原因の解析と問題点の発見
4 文献に基づく検討
5 今後、同様の症例についての予防策
6 感想、まとめ、take home message
7 評価
6 カンファレンスの開催頻度、時間など
7 カンファレンス参加義務について
8 カンファレスをどう活用していくか?
第2章 M&Mカンファレンス実況中継
PART1 診断
症例1 疾患は一つとは限らない(胃軸捻転+食道穿孔)
1 症例提示
2 カンファレンスの総括
3 Dr.窪田のコメント
症例2 入院時の方針へのこだわり(絞扼性腸閉塞)
1 症例提示
2 カンファレンスの総括
3 Dr.窪田のコメント
症例3 「絞扼性腸閉塞後の下血はよくあること」で済ませて大丈夫?(消化管出血)
1 症例提示
2 カンファレンスの総括
3 Dr.窪田のコメント
症例4 コンフリクトはなぜ生じる?(総胆管結石症)
1 症例提示
2 カンファレンスの総括
3 Dr.窪田のコメント
PART2 術式
症例1 病歴聴取が手術の成否に影響する?(放射線性腸炎)
1 症例提示
2 カンファレンスの総括
3 Dr.窪田のコメント
症例2 治療の優先順位は?(肝硬変臍ヘルニア手術後の出血)
1 症例提示
2 カンファレンスの総括
3 Dr.窪田のコメント
症例3 引き出しの数は足りていますか?(穿孔性十二指腸潰瘍/膵液瘻)
1 症例提示
2 カンファレンスの総括
3 Dr.窪田のコメント
症例4 急がば回れ(ストーマの選択)
1 症例提示
2 カンファレンスの総括
3 Dr.窪田のコメント
PART3 手術手技
症例1 スキルアップの落とし穴(総胆管損傷)
1 症例提示
2 カンファレンスの総括
3 Dr.窪田のコメント
症例2 外科医の心拍数が上がる時(出血:肺切除)
1 症例提示
2 カンファレンスの総括
3 Dr.窪田のコメント
症例3 術後早期の異常の原因はどう考えるべき?(術後腸閉塞)
1 症例提示
2 カンファレンスの総括
3 Dr.窪田のコメント
PART4 治療方針
症例1 上部消化管穿孔、手術? それとも保存的治療?(八木秀祐)
1 症例提示
2 カンファレンスの総括
3 Dr.窪田のコメント
症例2 その対処法で大丈夫?(脱水)
1 症例提示
2 カンファレンスの総括
3 Dr.窪田のコメント
第3章 実臨床におけるM&Mカンファレンスの実践と活用
1 アメリカのレジデンシーにおけるM&Mカンファレンスの実際
2 日米のM&Mカンファレンスの経験と国内の現状
1 私のM&Mカンファレンス経験
2 かつての沖縄でのM&Mカンファレンス
3 東京ベイ・浦安市川医療センターでのM&Mカンファレンスに触れて
4 沖縄でM&Mカンファレンスを導入しようとするが……
5 マイアミでのM&Mカンファレンス
6 再び沖縄へ
7 私の思うM&Mカンファレンスの利点
8 国内の現状
3 救急医療とM&Mカンファレンス
1 医療において失敗から学ぶことの意義
2 失敗からの学びをM&Mカンファレンスとして行うことの意義
3 救急医療におけるM&Mカンファレンスの実際
4 M&Mカンファレンスで患者・家族への対応も教える
4 卒後臨床研修におけるM&Mの意義と活用法
1 背景
2 M&Mの目的
3 M&Mの実際と効果
4 M&Mのピットフォール
5 M&Mの例と進め方
あとがき M&Mカンファレンス、過去、現在そして未来
編著者プロフィール