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Dr.長澤の腎臓内科外来実況中継
筆頭著者 長澤 将 (著)
東北大学病院腎・高血圧・内分泌科講師
中外医学社
電子版ISBN
電子版発売日 2021年3月3日
ページ数 256
判型 A5判
印刷版ISBN 978-4-498-22466-7
印刷版発行年月 2021年3月
書籍・雑誌概要
専門外の医師であっても腎機能の低下した患者を診る機会は多く,腎臓病についての臨床上の知識を学習し,日々アップデートしていく必要があります.本書では,非専門医でも無理なく自習でき,腎臓内科医の思考回路とワザを学べる内容を目指しました.保存期の慢性腎臓病に対する血圧・血糖管理,プロ流の薬の使い方,栄養指導や運動指導など,専門家の腎臓の診かたが身につく一冊です.
目次
目 次
1 腎臓内科って何をするところ?~意外と広い守備範囲~
2 腎臓内科って何を考えているの?~あくまで私見です~
3 どうせ治らないじゃん,腎臓なんて~一生腎臓を持たせるというエンドポイントもあります~
4 全部専門医にお任せでいいんじゃないの?~ちょっと患者が多すぎます~
5 何はともあれCrと検尿~イナーシャではなく,紹介しよう!~
6 尿蛋白を測ることが大事~尿蛋白は腎臓の涙~
7 血尿は気にしなくてよいの??~高齢者での悪性腫瘍に注意~
8 眼科と連携しましょう!~眼底は大事です~
9 何はともあれ血圧は140/90 mmHg未満へ~理想の達成のためにまず現実的な値を達成しよう~
10 禁煙~百害あって一利なし~
11 血圧の具体的な話~すべてのアウトカム改善のために血圧のコントロールは必要~
12 CKDにおける血糖管理の各論~進行した慢性腎臓病における血糖管理の意義は不明瞭~
13 認知症を忘れずに
14 腎臓を悪くしやすい薬にご注意~NSAIDsの使い方は留意~
15 腎臓が悪いときに注意する薬~処方する前に確認を!~
16 腎臓の悪い方に禁忌の薬~Do Not Harmは医師の基本です~
17 薬物療法の前に生活指導~この基本がすべて~
18 栄養指導1~体組成を評価,そして栄養を考える~
19 栄養指導2~塩分制限,これがCKD診療のコツ~
20 栄養指導3~塩分指導の実際~
21 運動指導~腎臓病=安静は時代遅れ~
22 実際の運動処方~まずは現状把握,そして具体的な処方~
23 セルフチェックのキモは体重と血圧~お金をかけずにできることがとても大事~
24 風邪のようにみえる血管炎に注意~アタマに入っていないと見逃す病気~
25 そうだ歯もみてもらおう!
26 確定診断は専門医でOK
27 専門医と連携を取りながら
28 腎代替療法の話と,話すタイミング~早すぎず,遅すぎず適切に~
29 専門医と連携した血圧コントロール
30 RAA系阻害薬の使い方
31 血圧に下限はあるか?
32 血圧と血流は別物~この誤解が問題~
33 血糖の実際処方
34 SGLT2阻害薬の使い方
35 脂質もコントロールしましょう
36 尿酸はどうしましょうか?~他の要素がコントロールできてから手をつけましょう~
37 クレメジンはどうしよう~最初からクレメジンという選択肢はない~
38 低タンパク食は栄養状態を確認してから
39 保存期のリンの管理はどうしよう~こちらも,血圧,禁煙などの後の一手~
40 カルシウム値とビタミンDの使いどき
41 アシドーシスはどうしよう~これもCKDが進行してからの一手~
42 カリウムはどうするの?
43 腎性貧血のマネージメント~多くの場合,診断的治療が必要~
44 一発診断のADPKD
45 早期に紹介できるといいことがあります~これぞ正しい専門医の使い方~
46 腎生検の実際のリスク~きちんとした診断のメリットとのバランス~
47 唐突ですが便秘のマネージメント~最近,選択肢が増えました~
48 Mgの話
49 そこまでして腎臓を護らなくてよいです~他臓器をしっかり護ることで腎臓も護れます~
50 腎不全に造影剤を使うとき考えるべきこと
51 この透析は離脱できますか?
52 爪は腎機能障害を表す?
索引