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慢性疼痛の生理心理学

慢性疼痛の生理心理学
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筆頭著者 北村 元隆 (著)

医学図書出版

電子版ISBN

電子版発売日 2025年7月16日

ページ数 84

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-86517-643-8

印刷版発行年月 2025年6月

DOI https://doi.org/10.50855/9784865176438

書籍・雑誌概要

「慢性疼痛」に関するこれまでにない核心的な本書。
基礎・臨床研究から実臨床に至るまでを網羅した内容で、痛みをより深く理解することができる。
「慢性疼痛」に関わる全ての人に読んで頂きたい一冊。

目次

第1章 痛みの役割
1.痛みの功罪
2.痛みは体と心で感じる
3.急性痛と慢性痛
4.体性痛と内臓痛
5.慢性疼痛の悩み
6.慢性疼痛への新たな取り組み
第2章 痛みを伝える神経
1.痛みはどのようにして感じるか
2.痛みの受容器
3.Aδ線維とC線維
4.侵害受容器を介する痛みと介さない痛み
5.痛みの伝導路
6.痛みの感覚と知覚
7.痛みの脊髄上行路と脳内回路
8.脊髄下行性抑制系とランナーズハイ
9.大脳による痛みのコントロール
10.視覚による痛みのコントロール
11.長期記憶と短期記憶
12.脳の可塑性・長期増強
13.脳神経回路の可塑性変化が痛みの慢性化を促す
14.痛みの慢性化に関する研究の焦点;末梢から中枢へ
第3章 無意識な痛み回避行動
1.慢性疼痛は学習の基本原理を基盤に成立する
2.慢性疼痛と学習の関係
3.代表的学習の形式
4.観察学習
5.般化と分化
6.痛みと精神の関係
第4章 慢性疼痛は学習である
1.慢性疼痛は学習となぜ結びつくか
2.動物に痛みを起こす
3.痛みの強さと学習性疼痛反応の関係
4.連合学習性疼痛反応の持続と消去
5.実験により見いだされた新たな事実
6.痛みと精神の関係
第5章 痛覚と嗅覚は起源が同じ
1.痛覚の神経
2.学習条件づけの脳神経回路
3.嗅覚神経回路
4.匂い感覚と慢性疼痛の基盤:大脳辺縁系
5.破局的・楽観的思考の中で融合し共鳴する慢性疼痛,学習,嗅覚刺激
6.痛覚,学習,嗅覚の脳神経回路の融合と共鳴
第6章 学習性慢性疼痛に対する鎮痛処方の道筋
1.はじめに
2.慢性疼痛に対する制御機構
3.代表的鎮痛薬の作用比較実験
第7章 慢性疼痛の理にかなった対処法
1.長びく苦しい痛み
2.生命維持に必要な痛みと嗅覚
3.天然の香りと人工香水
4.匂い分子
5.匂いでストレスや悲観的思考を和らげる
6.匂い刺激で健やかな老後
7.慢性疼痛に対する合理的嗅覚刺激の抑制効果
8.慢性疼痛に対する鎮痛薬の評価
9.結論
第8章 症例報告
1.変形性腰椎症の激痛が匂いで消えた1例
2.帯状疱疹の激痛が匂いで消えた1例
第9章 補足:実験法
1.実験動物
2.実験環境と装置
3.手続き
4.薬物の影響
5.嗅覚刺激の影響
6.UCRならびにCRに対する嗅覚刺激物質(匂い)の効果
7.UCRならびにCRに対する選好性嗅覚刺激とスコポラミンの影響
8.統計解析

おわりに
索引

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