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こころとからだにチームでのぞむ 慢性疼痛ケースブック

こころとからだにチームでのぞむ 慢性疼痛ケースブック
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筆頭著者 明智 龍男 (他編著)

その他の著者 杉浦 健之

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-64335-1

電子版発売日 2021年8月9日

ページ数 296

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-260-04335-9

印刷版発行年月 2021年7月

書籍・雑誌概要

「こんなときどうすればよいのか」「他のひとはどうしているのだろう」慢性疼痛診療は困りごとの連続です。なくならない痛み、患者や家族との関わりかた、確信のないゴール設定、この介入は適当なのだろうか……。臨床実践に直結する定式化された方法がないなかで参考になるのはエキスパートによる症例のみ! 困ったときのヒントは読めば必ず見つかります。痛み診療の新時代へ踏み出そう。

目次

まえがき

1 慢性痛を知る
 慢性痛を理解しよう
 慢性痛の理解に役立つ薬理学的視点
 慢性痛の脳科学

2 慢性痛をどう評価するか
 慢性痛の多面的評価
 慢性痛の身体的要因をどう評価するか
 慢性痛の心理社会的要因をどう評価するか

3 慢性痛の臨床――エビデンスと治療の原則
 慢性痛の治療の進め方
 慢性痛の薬物療法
 慢性痛とオピオイド鎮痛薬――遵守すべきこととしてはいけないこと
 慢性痛のインターベンショナル治療――するべきこととしてはいけないこと
 慢性痛のリハビリテーション
 慢性痛の運動療法――セルフマネジメントを目的にした腰痛教室
 慢性痛の認知行動療法
 慢性痛のマインドフルネス
 慢性痛の集団マインドフルネス
 慢性痛のアクセプタンス&コミットメント・セラピー
 慢性痛の入院型ペインマネジメントプログラム
 慢性痛の患者が利用可能な社会福祉制度

4 ケースブック1 ICD-11分類に基づく慢性痛
 Case 1 慢性一次性疼痛[MG30.0]
  原因不明の全身痛でドクターショッピングを繰り返した1例
 Case 2 慢性がん関連疼痛[MG30.1]
  乳がん術後の疼痛が慢性的に持続している1例
 Case 3 慢性術後および外傷後疼痛[MG30.2]
  肺がん術後に側胸部痛が持続している1例
 Case 4 慢性二次性筋骨格痛[MG30.3]
  パーキンソン病患者の急速破壊型股関節症に対する多角的アプローチの1例
 Case 5 慢性二次性内臓痛[MG30.4]
  慢性膵炎による難治性腹痛の1例
 Case 6 慢性神経障害性疼痛[MG30.5]
  神経ブロックを施行したために服薬アドヒアランスが不良となった帯状疱疹後神経痛の1例
 Case 7 慢性二次性頭痛または口腔顔面痛[MG30.6]
  非歯原性歯痛による抜いても治らない歯の痛みの1例

5 ケースブック2 精神疾患と併発する慢性痛
 Case 8 うつ病と慢性痛
  抑うつ症状と器質的要因不明の左上腕部痛・腰痛が持続している1例
 Case 9 双極性障害と慢性痛
  双極性障害と胸部の術後疼痛が持続している1例
 Case 10 不安障害と慢性痛
  パニック症・社交不安症と慢性的な腰痛が持続している1例
 Case 11 発達障害と慢性痛
  10年間ドクターショッピングを繰り返し、うつ病・パニック症・線維筋痛症と診断された全身痛の1例

6 ケースブック3 ライフステージと慢性痛
 Case 12 思春期の慢性痛
  思春期のアイデンティティ確立における葛藤が慢性痛につながった1例
 Case 13 青年期の慢性痛
  企業での肩こり・腰痛予防の取り組みにより慢性的な頭痛が軽快した1例
 Case 14 壮年期の慢性痛
  同胞葛藤による介護ストレスや過活動が持続因子となっていた線維筋痛症患者の1例
 Case 15 高年期の慢性痛
  喪失体験に伴って痛みが増悪した高齢の慢性痛患者の1例
 Case 16 交通事故と慢性痛
  交通外傷後に発症し脊髄硬膜外刺激電極療法・アキレス腱延長術まで行った複合性局所疼痛症候群の1例
 Case 17 がんサバイバーと慢性痛
 乳がん術後の術創に慢性の疼痛、ひっぱり感、違和感を経験した1例

7 ケースブック4 臨床で気をつけたい慢性痛
 Case 18 心理的要因が疑われていたが器質的要因が発見された例・1
  心理社会的要因が疑われたが、頸椎椎間板ヘルニア手術により復職できた交通事故後の1例
 Case 19 心理的要因が疑われていたが器質的要因が発見された例・2
  非定型顔面痛で入院後、真菌性髄膜炎が判明した1例
 Case 20 オピオイド依存症と慢性痛・1
  トラマドールによる退薬症状(身体依存)の1例
 Case 21 オピオイド依存症と慢性痛・2
  がん術後痛に強オピオイドが継続された結果、薬物依存に陥った1例
 Case 22 アルコール依存症と慢性痛
  脳血管障害後の中枢痛がアルコール依存によって修飾された1例
 Case 23 ニコチン依存症と慢性痛
  四肢の血流障害による強い痛みがあるが禁煙できないニコチン依存症患者の1例

8 ケースブック5 慢性痛診療のアプローチ
 Case 24 集学的チームアプローチ・1
  動作恐怖を呈する思春期の慢性痛患者に対し、神経ブロックと心理教育を併用した集学的なリハビリテーションを行った1例
 Case 25 集学的チームアプローチ・2
  CRPSとうつ病を合併した慢性痛に対し、先行してうつ病の薬物療法と対人関係療法を行い、その後リハビリテーションを行った1例
 Case 26 集学的チームアプローチ・3
  広範囲に及ぶ疼痛が続き、若年性線維筋痛症と診断された小学生女児の1例
 Case 27 運動療法を主体としたチームアプローチ
  器質的要因が明らかでない全身痛に対し、運動療法に教育を併用したアプローチが有効であった1例
 Case 28 集団認知行動療法と併用したアプローチ
  身体症状症とうつ病を併発した慢性痛患者が集団認知行動療法を経験して改善した1例
 Case 29 集団マインドフルネスによるアプローチ
  マインドフルネスの実践により痛みにとらわれない生き方を体得した慢性腰痛患者の1例
 Case 30 集団アクセプタンス&コミットメント・セラピーによるアプローチ
  痛みを引き受けながら、生きがいのある自分らしい人生へ一歩踏み出した慢性痛患者の1例
 Case 31 神経ブロックを併用したアプローチ
  上殿皮神経へのブロック注射が著効した慢性腰痛患者の1例
 Case 32 入院型ペインマネジメントプログラムによるアプローチ・1
  精神疾患(身体症状症、注意欠如多動性障害)を伴った非特異的腰痛患者に対して入院型ペインマネジメントプログラムを適用した1例
 Case 33 入院型ペインマネジメントプログラムによるアプローチ・2
  精神疾患を伴わない非特異的腰痛患者に対して入院型ペインマネジメントを適用した1例

索引
編著者略歴