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アロス エルゴン Vol.1 No.3 AIの入門から応用,将来の展望-医療の現場に進出するAIに対処するために

アロス エルゴン Vol.1 No.3 AIの入門から応用,将来の展望-医療の現場に進出するAIに対処するために
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筆頭著者 鎌谷 直之 (編)

株式会社スタージェン,医療人工知能研究所

その他の著者等 大田健,田中順治,後藤信一,佐野元昭,冨田桂公,高橋慧,高橋雅道,浜本隆二,岩藤和広,國吉保孝,猪俣武範,福永淳,松根彰志,安藤智暁,佐藤伸一,渡井健太郎,河崎裕一郎,藤田教寛,谷口正実,小林大樹

クリニコ出版

電子版ISBN 978-4-910396-21-7

電子版発売日 2021年12月13日

ページ数 142

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-910396-18-7

印刷版発行年月 2021年12月

DOI https://doi.org/10.34550/9784910396217

書籍・雑誌概要

アレルギー領域へのAIの応用は(アレルギー領域に限らないが),大きく2つの役割を担うものと思われる。1つ目は,初学者がエキスパートの診断に機械の力を使うことでできる限り近づくというもの。もう1つは,エキスパートが,ビッグデータ解析に代表されるようなに基づき,人間による解析では導き出せないの把握するデータ量では及ばない領域(疾患構造の提示想起,人間には思いつかない解などようなもの)を与えるというものである。
本特集では医師が親しんでいる臨床統計と深層学習の関係をわかりやすく解説した導入部分から,人工知能が遺伝子や脳のシステムとどのような類似点,相違点があるかを進行中の大規模研究・プロジェクトの紹介によって解説し,さらには「まだ研究がなされていないものの,このテーマに機械学習・深層学習の技術を適応したらきっと面白い!?」と思われるようなニッチなテーマの可能性,一臨床医の立場から,アレルギー診療に機械学習を導入した試みについてご紹介した。医療におけるAIの未来を少し垣間見る機会となれば幸いである。

目次

序 大田 健
1.医療従事者に必要な深層学習の知識 鎌谷 直之
2.AI開発ハードウェアとソフトウェアとアルゴリズム 田中 順治
3.医師のためのAI入門 後藤 信一ほか
4.人工知能 呼吸器領域:喘息診断への応用 冨田 桂公
5.機械学習を用いたがんのビッグデータ解析 高橋  慧ほか
6.腎臓移植領域における機械学習の活用 岩藤 和広
7.Multi-omics analysisの有用性と脳腫瘍領域への応用 高橋  慧ほか
8.鶏卵に対する経口食物負荷試験の結果を,機械学習モデルを用いて予測することができるか? 國吉保孝
「医療従事者へ薦めるAIガイド」+番外編
AI開発ハードウェアとソフトウェアとアルゴリズム関連論文
Topic
花粉症の多様な症状の層別化~患者・市民参画を取り入れたスマホアプリを用いたクラウド型大規模横断観察研究~ 猪俣 武範
総説
Mast cell activation syndromeの概念の拡がり 福永  淳アレルギー診療をこれから始める③
アレルギー性鼻炎診療の現状と展望 耳鼻科:大学病院の立場から 松根 彰志
シリーズIgE③
抗IgE抗体のメカニズム 後編 安藤 智暁
分子標的治療薬の新しい展開
アトピー性皮膚炎における,デュピルマブ治療 佐藤 伸一
今日のアロスエルゴン
アレルギー性疾患と鑑別を要する多種化学物質過敏症 渡井 健太郎ほか
コロナ禍におけるオンライン診療③
オンライン診療の現状と今後の可能性 小林 大樹

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