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雑誌
医療AIの臨床実装――医療現場で使用されるAI技術
国立研究開発法人国立がん研究センター研究所医療AI研究開発分野・分野長
中外医学社
電子版ISBN
電子版発売日 2025年12月1日
ページ数 208
判型 A5判
印刷版ISBN 978-4-498-14870-3
印刷版発行年月 2025年11月
書籍・雑誌概要
AIを臨床現場で使うための情報を1冊に!
AIの得意・不得意などの特徴をつかみ,「臨床をAIの進化に生かし,AIを臨床に生かす」ためにどうすればいいのか具体的に解説する1冊!
学習データにおけるノイズやドメインシフトの問題をどうクリアしていくか,個人情報である各症例のデータや画像をどう取り扱うか,また,医療AIを用いてどのように診断・治療に生かすか,など現場で必要となる知識をまとめた画像診断支援システムや電子カルテ解析を適切に活用するための必読書です.
目次
CHAPTERI臨床応用を目的とした医療AI研究開発
1.我が国における医療AIの臨床応用に関する現状〈浜本隆二〉
1.我が国の医療AI研究開発戦略
2.我が国における医療AIの臨床応用に関する現状
3.AIを利用した医療機器に対する薬事規制のあり方や法制度およびガイドラインなどの整備
4.医療AIの課題と今後の方向性
2.内視鏡画像診断支援AI〈山田真善 山田滋美 近藤裕子 浜本隆二 斎藤 豊〉
1.開発の背景とアンメット・メディカル・ニーズ
2.WISE VISIONTMの技術概要と開発経緯
3.検知モデルの構築と性能評価(DESIGN AI-01試験)
4.臨床現場での導入実績と具体例(DESIGN AI-02試験)
5.検知性能改善モデル(DESIGN AI-01a試験)
6.AIによる病変の質的診断(DESIGN AI-03試験)
3.病理画像診断支援AI〈坂下信悟 石川俊平〉
1.病理画像診断支援AIの歴史
2.現在の病理画像診断支援AI技術と応用
3.病理画像診断支援AIの今後の展望
4.超音波画像診断支援AI〈小松正明 小松玲奈〉
1.超音波画像診断支援AI
2.研究開発における課題
3.超音波画像データセット
4.セグメンテーション
5.説明可能AI
5.人工知能技術を活用した放射線画像解析〈小林和馬〉
1.医用画像解析における技術的潮流
2.診断支援システムとしてのAI技術の活用事例
3.今後の課題と展望
6.VUCA時代のAIグランドデザイン〈志藤光介 藤澤康弘〉
1.医療現場でAIを活用するにあたって「最高の顧客体験」とは何か?
2.「時は金なり」:AI開発に向けて必要なデータの準備
3.実例の紹介:東北大学における病理AI開発の取り組み 患者主体の医療と次世代診断支援へ
4.社会実装に向けて:信頼されるAIを,現場へ届けるために
7.手術画像解析AI〈北口大地 竹下修由 伊藤雅昭〉
1.AIによる大腸がん手術の解剖構造認識
2.手術における臓器認識AIの性能評価
3.手術における臓器認識AIの有用性を探索する 多施設共同ランダム化比較試験
8.Precision OncologyへのAI活用〈安田知弘 小山隆文 浜本隆二〉
1.AIの必要性と近年の動向
2.臨床データの取り扱い
3.AIの臨床応用に向けて
9.自然言語処理を用いた電子カルテ情報の解析〈竹内俊貴 西村邦裕 堀之内秀仁〉
1.自然言語処理を用いた電子カルテ情報の解析
2.肺がん症例における治療効果と生存曲線の予測
3.希少疾患における表現型異常の抽出
4.大規模言語モデルの発展と電子カルテ情報解析への活用
CHAPTERIIAIを活用したプログラム医療機器の社会実装
1.AIを活用したNECの医療・ヘルスケア領域への展開〈上條憲一 久保雅洋 和賀 巌〉
1.内視鏡画像解析AI
2.大規模言語モデルを用いた医療文書作成支援による医師業務の効率化
3.将来の発症リスク推計AI
2.SYNAPSE Creative Space〈伊藤広貴〉
1.富士フイルムのAI技術を用いた開発方針
2.AI開発支援プラットフォーム「SYNAPSE Creative Space」によるAI開発の民主化
3.SYNAPSE Creative Spaceを用いた開発事例
3.超音波検査領域における医療AIの社会実装〈酒井 彬 岩本和樹〉
1.胎児心臓超音波スクリーニングの課題と研究の歴史
2.開発技術
3.臨床試験と薬機承認
4.超音波検査診断支援AIの今後の展望
4.nodoca〈沖山 翔〉
1.nodocaの概要
2.nodocaの臨床応用と現場での価値
3.いち臨床医がAI医療機器開発に至ったプロセス
4.nodocaが描く医療の未来
5.医療現場で活躍する最新の内視鏡AI技術〈菊池亮佑 柴田淳一 多田智裕〉
1.内視鏡AIの技術的背景
2.消化器がん検診とAI
3.内視鏡AIの開発と開発上の課題
4.内視鏡AIの社会実装に向けた課題
5.内視鏡AIの未来とグローバル展開
CHAPTERIII医療AIの臨床応用に向けた倫理的・法的・社会的課題への取り組み
1.医療AIと法律〈板倉陽一郎〉
1.医療AIと関連する法令
2.医療AIと倫理〈中田はる佳〉
1.データの源となる人への配慮事項
2.一般市民の医療データ利用に対する意識
3.医療データの二次利用を倫理的に進めるための視点
3.薬事開発からみるMLMD開発〈加藤健太郎〉
1.MLMDに対する日本の規制は厳しいのか
2.薬事の観点からみた医療機器開発
3.MLMDの承認審査について
4.医療DX─厚生労働省の取り組み〈吉原博紀 青木智乃紳〉
1.医療DX政策の概要・経緯
2.一次利用の取り組み
3.二次利用の取り組み
5.次世代医療基盤法〈宮田智昭〉
1.次世代医療基盤法とは
2.医療AIの研究開発の場面で活用し得る次世代医療基盤法の制度
3.次世代医療基盤法に関する現在の取り組み状況
6.デジタルデータのAI研究開発等への利活用に係るガイドライン〈松橋祐輝 中野壮陛〉
1.AI医療機器開発における仮名加工情報の制度理解と活用方策
索引

