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エビデンスに基づく

臨床査定メソッド

質の高い心理支援の基礎と実践

臨床査定メソッド
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筆頭著者 山口 慶子 (著)

東京女子大学現代教養学部

その他の著者 大江悠樹,宮前光宏,伊藤正哉,堀越勝

診断と治療社

電子版ISBN 978-4-7878-8124-3

電子版発売日 2023年12月12日

ページ数 248

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-7878-2542-1

印刷版発行年月 2023年12月

DOI https://doi.org/10.34433/9784787881243

書籍・雑誌概要

臨床判断を研ぎ澄ますための手引書.
査定の基礎から一連のプロセスを一挙網羅.臨床現場でよく遭遇する精神疾患に使われる標準的尺度を紹介するとともに,示唆に富む複数の事例から細かなニュアンスを汲み取ってもらえるように工夫した.
筆者らが実施した介入研究におけるランダム化比較試験の事例では,実証的な介入研究によるエビデンス構築の方法や手順を学ぶことができる.質の高い心理支援を行うためのノウハウが満載!

目次

執筆者一覧
この本でお伝えしたいこと
本書の主な登場人物の紹介

第1章 エビデンスに基づく臨床査定の基本
A なぜ、臨床査定をするのか?
 1 「役に立つ」とは?
 2 「臨床家としての専門性」とは?
 3 まとめ
B 何を、どう査定するか?
 1 臨床査定とは何か?
 2 意味があり、信頼でき、活用でき、共有できること
 3 何を査定するか?
 4 いつ査定するか?
C 査定のプロセスの基本
 1 臨床査定の前に
 2 緊急対応は必要ないか?
 3 心理介入前の臨床査定の3段階と8ステップ
 4 心理介入中の臨床査定
 5 心理介入後の臨床査定
 6 まとめ

第2章 エビデンスに基づく臨床査定の実践
A 査定のプロセス
 臨床現場での実践例①:仮説検証のステップを段階的に進む場合
 1 心理介入前の臨床査定の8ステップ
 2 心理介入中の臨床査定
 3 心理介入後の臨床査定
 4 事例のまとめ
 臨床現場での実践例②:仮説検証を繰り返す場合
 1 心理介入前の臨床査定の8ステップ
 2 心理介入中の臨床査定
 3 心理介入後の臨床査定
 4 事例のまとめ
 臨床現場での実践例③:臨床試験での症状評価
 1 臨床研究における心理介入前の症状評価の8ステップ
 2 臨床研究における心理介入中の随時症状評価
 3 臨床研究における心理介入中の中間症状評価
 4 臨床研究における心理介入後の症状評価
 5 事例のまとめ
B 様々な尺度とその活用
 1 抑うつ症状の主要尺度
 2 ハミルトンうつ病評価尺度(HAM-D)
 3 ベック抑うつ質問票 第2版(BDI-II)
 4 PHQ-9
 5 不安症、強迫症、PTSDの主要尺度
 6 ハミルトン不安評価尺度(HAM-A)
 7 GAD-7
 8 パニック症重症度評価尺度(PDSS)
 9 自己記入式パニック症重症度評価尺度(PDSS-SR)
 10 リーボヴィッツ社交不安尺度(LSAS)
 11 自己記入式リーボヴィッツ社交不安尺度(LSAS-SR)
 12 エール・ブラウン強迫観念・強迫行為尺度(Y-BOCS)
 13 自己記入式エール・ブラウン強迫観念・強迫行為尺度(Y-BOCS-SR)
 14 PTSD臨床診断面接尺度(CAPS-5)
 15 PTSDチェックリスト(PCL-5)
 16 SCID
 17 M.I.N.I.

附録 補遺編
A ポジティブな側面に焦点を当てた査定
B 査定する人をどう育てるか?
C 身体疾患が隠れている例
D オンライン査定

ビネット一覧
ビネット① なぜ「物差し」が必要か?
ビネット② いつ、どのように「物差し」を使うか?
ビネット③ 「物差し」で測った結果をどのように活用するか?
ビネット④ 他院の先生との連携のカギは「尺度」!?
ビネット⑤ うつ? 強迫症? どうしたらいいか困ったら……

コラム一覧
コラム① 査定の心得:導入のためらいと工夫
コラム② 査定における倫理・守秘義務
コラム③ 査定の心得:実施法に慣れる
コラム④ カットオフ値との付き合い方
コラム⑤ 査定の心得:語尾まで意識する

あとがき
索引