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臨床の質を高める
基礎心理学
筆頭著者 坂上 貴之 (編集)
文光堂
電子版ISBN
電子版発売日 2024年5月8日
ページ数 320
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-8306-3631-8
印刷版発行年月 2024年5月
書籍・雑誌概要
基礎心理学を身近に感じられる工夫をちりばめた教科書.「公認心理師大学カリキュラム標準シラバス」小項目や公認心理師試験過去問のキーワードが一目でわかるよう青字で表示した.また単なる国試対策本にとどまらず,公認心理師となった後も臨床の質を高められるよう,本書で得た知識と現場の橋渡しとなる精神科医のコラムを掲載.国家試験のブループリントが変更になっても,長く活用できる普遍的・標準的内容をまとめた.
目次
Ⅰ-1 研究
1 科学と実証
2 実験法
3 調査法・検査法
4 観察法・面接法
5 研究倫理
Ⅰ-2 実験
6 研究レポートの書き方
7 精神物理学的測定法
8 反応時間(視覚的探索課題)
9 信号検出理論
10 心理量の測定とマグニチュード推定法
11 心理学的尺度構成とSD法
12 偶発学習と処理水準
Ⅱ-1 知覚
1 感覚の種類と構造
2 感覚・知覚の基本特性
3 視覚
4 聴覚
5 体性感覚・化学的感覚・多感覚統合
6 対象認知
7 感覚・知覚の障害
Ⅱ-2 認知
8 認知の基本特性
9 記憶のメカニズム 感覚記憶・短期記憶・ワーキングメモリ
10 記憶のメカニズム 長期記憶
11 記憶のメカニズム 日常的記憶
12 注意のメカニズム
13 知識の表象と構造
14 問題解決と推論
15 認知機能の障害
Ⅲ-1 学習
1 学習・行動領域の心理学
2 行動の測定と実験デザイン
3 生得性行動
4 レスポンデント(古典的)条件づけ
5 オペラント(道具的)条件づけ
6 刺激性制御
7 強化随伴性
8 高次の学習・行動
Ⅲ-2 言語
9 言語発達のための基本的能力
10 言語獲得の理論
11 音声の発達
12 語彙の発達
13 文法の発達
14 言語の生物的基礎
15 言語の障害
Ⅳ-1 感情
1 感情の特徴
2 感情の測定
3 感情・情動とそれに伴う反応
4 感情研究の黎明
5 基本感情説
6 感情の認知論的観点
7 次元説,コア・アフェクト理論,心理学的構成主義
8 感情制御
Ⅳ-2 人格
9 パーソナリティ心理学の歴史的展開
10 パーソナリティの古典的理論
11 パーソナリティ心理学の発展(1)-特性論的研究の展開
12 パーソナリティ心理学の発展(2)-学習理論・認知論的研究の展開
13 パーソナリティの形成と変容
14 パーソナリティの障害
15 人格のアセスメント
Ⅴ-1,2 生理・神経
1 脳と心
2 神経系の構造
3 ニューロンの構造と機能
4 脳における機能局在
5 脳機能の研究法
6 神経の可塑性と環境による変化
7 感覚・知覚と脳(前編):視覚・聴覚
8 感覚・知覚と脳(後編):体性感覚・味覚・嗅覚
9 運動と脳神経系
10 記憶と脳神経系(前編):記憶に関与する脳部位
11 記憶と脳神経系(後編):記憶のメカニズム
12 感情と脳神経系
13 動機づけと脳神経系
14 高次機能障害
15 精神疾患と脳神経系
索引