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医療系のためのもっとやさしい統計学入門 改訂第2版

医療系のためのもっとやさしい統計学入門 改訂第2版
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筆頭著者 中村 好一 (編著)

宇都宮市保健所/自治医科大学 名誉教授

診断と治療社

電子版ISBN 978-4-7878-8123-6

電子版発売日 2023年11月13日

ページ数 192

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-7878-2626-8

印刷版発行年月 2023年10月

DOI https://doi.org/10.34433/9784787881236

書籍・雑誌概要

医療系スタッフ・学生のための統計学入門書のロングセラー,待望の改訂です!
図表を多く使った丁寧な解説,統計手法を選ぶ際の道しるべとなるフローチャートなど,大好評の初版のわかりやすさはそのまま,最新の情報にアップデートしました.読むだけでは理解しづらい内容も,サンプルのExcelデータを使用して実際に解析を練習できるので安心!
初めての方にも統計学だけでなく,研究の始まりから発表までの流れがわかる1冊です.

目次

改訂第2版の序
初版の序
統計手法の選び方
データ(変数)にあった統計手法を選ぶためのフローチャート
本書内で扱うサンプルデータ
執筆者一覧

Ⅰ章 研究を始める前に知っておきたいこと
 01 研究のアウトライン……山縣然太朗
  A はじめに
  B EBM
  C 因果関係
  D 根拠のレベル
  E 疫学や臨床疫学で使われる指標
 02 情報収集(文献検索)……小笹晃太郎
  A 情報収集の目的
  B 情報の種類
  C 情報の検索・収集
  D 引用文献の利用
 03 研究における倫理的配慮……尾島俊之
  A なぜ倫理的配慮が必要なのか
  B 個人情報保護法
  C 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針
  D インフォームド・コンセント
  E 倫理審査
  F 個人データの管理
  G 利益相反の管理

Ⅱ章 統計手法の基礎について勉強しよう―Excelでできることを中心に―
 01 代表値,ばらつき……定金敦子
  A データの種類
  B 質的データの記述統計
  C 数量データの記述統計
 02 記述統計としての相関係数,1次回帰,オッズ比……松原優里
  A 相関
  B 回帰
  C オッズ比
  D リスク比
 03 統計学的推論(推定と検定)……横川博英
  A 推定と検定
  B 統計学的推定(statistical estimation)
  C 統計学的検定(statistical test)
 04 平均の差(推定と検定)……鈴木孝太
  A 平均の差における推定
  B 平均の差における検定
 05 割合の差(推定と検定)……早坂信哉,尾島俊之
  A 1つの母集団の割合
  B 2群の割合の差
 06 相関係数と1次回帰係数(推定と検定)……西 信雄,米倉佑貴
  A 相関係数
  B 1次回帰係数
  C これだけはやってはいけない

Ⅲ章 使えなくても理解できるようにしておこう―生兵法はケガのもと,専門家と組んで解析したい―
 01 交絡因子……松原優里
  A 交絡因子とは
  B 交絡因子の制御
 02 層化解析(マンテル・ヘンツェル法)……定金敦子
  A 層化とは
  B マンテル・ヘンツェル法
 03 ロジスティック回帰分析……松原優里
  A ロジスティック回帰分析の概念
  B ロジスティック回帰分析の2つのモデル
 04 生存分析……横川博英
  A カプラン・マイヤー法
  B 2群の生存確率関数の差の検定
  C コックス回帰分析
 05 分散分析,共分散分析,共分散構造分析……鈴木孝太
  A 分散分析
  B 共分散分析
  C 共分散構造分析(SEM)
 06 因子分析……尾島俊之
  A 主成分分析
  B 因子分析
  C 主成分分析と因子分析の違い
 07 一致性の検討(カッパ統計量)……西 信雄,米倉佑貴
  A カッパ統計量の求め方
  B 重みづけカッパ統計量の求め方
 08 ノンパラメトリック解析……松田晋哉
  A マン・ホイットニーのU検定
  B ウィルコクソンの符号つき順位和検定
  C クラスカル・ウォリス検定
  D ノンパラメトリック解析を行う際の留意点

Ⅳ章 研究結果を公表してみよう
 01 図表の描き方(グラフ,ヒストグラム,チャート)……山崎幸子,安村誠司
  A 図と表
  B 図
  C 表
 02 学会発表(演題申し込みから発表まで)……辻 一郎
  A どの学会で発表するか
  B 演題名を決める
  C 共同演者を決める
  D ポスター発表にするか口演発表にするか
  E 抄録の作成
  F 発表資料の作成
  G 予行演習
  H 発表そして質疑応答
  I 学会発表後に行うべきこと
 03 論文投稿(執筆から校正まで)……中村好一
  A 論文の主要部分の構成
  B 論文のその他の部分
  C 論文の順序
  D 著者を誰にするか
  E 投稿する雑誌をどれにするか
  F 論文完成から投稿まで
  G 投稿
  H 編集委員会とのやりとり
  I 論文採用後の対応
  J 論文刊行後

Ⅴ章 専門家との共同研究
 専門家と共同研究を行うにはどうすればよいか……松田晋哉
  A 研究計画の段階から相談する
  B きちんとした仮説をもつ
  C 問題の構造を図示する
  D 研究に正直であることを心がける
  E データの質に責任をもつ
  F 協力してくれた専門家には敬意を払う
  G 共同研究してくれる専門家を探す

問題の解答
Excel関数での決まりごと
本書で用いるExcel関数一覧
索引

■COLUMN
 タスキギー研究……尾島俊之
 動物実験の倫理……尾島俊之
 職員の学術研究のための個人情報ファイル……尾島俊之
 守秘義務……尾島俊之
 記名調査と無記名調査……尾島俊之
 臨床研究法,治験……尾島俊之
 研究不正……尾島俊之
 小数点以下の値の取り扱い……定金敦子
 常用対数と自然対数……定金敦子
 正規分布(normal distribution)……定金敦子
 「幾何標準偏差」……定金敦子
 等分散かどうか……鈴木孝太
 ピボットテーブル……早坂信哉,尾島俊之
 マクネマー検定……早坂信哉,尾島俊之
 「ライター所持」と「肺がん」の関係……中村好一
 多変量解析のデメリット……中村好一
 正規分布かどうかの判断……尾島俊之
 コクラン・アーミテージ検定とマンテル検定……松田晋哉
 自分のバイブルをもとう……松田晋哉
 文献検索におけるヒットを常に意識する……中村好一
 校正は慎重に……中村好一
 統計パッケージの選択……松田晋哉

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