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面接から組み立てる!

向精神薬処方ストラテジー マスト&ベスト

向精神薬処方ストラテジー マスト&ベスト
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筆頭著者 姫井 昭男 (著)

PHメンタルクリニック所長

診断と治療社

電子版ISBN 978-4-7878-8032-1

電子版発売日 2022年9月26日

ページ数 229

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-7878-2560-5

印刷版発行年月 2022年9月

DOI https://doi.org/10.34433/9784787880321

書籍・雑誌概要

「マスト&ベスト/ミニマムシリーズ」第3弾!
治療効果を上げるには目の前の患者さんの病状をしっかりと理解し,的確に診断することが大切です.しかし1人ひとりに時間をかけて向き合うのは難しい…….そんな忙しい臨床ですぐに役立てていただけるよう,本書では,いかに面接から向精神薬処方を組み立てるかのポイントとピットフォールをコンパクトにまとめました.これから精神科医になろうという医師の方だけでなく,薬剤師の方にも実践的で役立つ内容になっています.

目次

発刊によせて
略語一覧

第1章 総論 面接・診断と治療の流れ
1.面接と情報の収集
 1 イントロダクション
 2 医療面接
 3 面接の実際
 4 情報の取り扱いに対する説明
 5 複数回の面接実施によるメリット
 6 患者本人からの情報収集の注意点
 7 関係者からの情報収集の注意点
 8 患者の病気でない部分の情報の評価
2.診 断
 1 診断基準
 2 日本における精神科臨床診断の変遷
 3 操作的診断基準
 4 診断基準にとらわれない理想的な診断のロジック
3.神経ネットワークと精神活動
 1 脳高次機能と精神活動
 2 情報量の調節による防御機能
 3 神経ネットワークの保守・修復機能と精神症状
 4 神経ネットワークとストレス
 5 システムトラブルと精神症状
 6 神経ネットワークと神経伝達物質
 7 神経伝達物質共用によるメリットとデメリット
4.精神活動にかかわる神経伝達物質
 1 精神科治療に関連する神経伝達物質
 2 神経伝達物質生成・分解サイクル
 3 精神活動に関連が強い神経伝達物質の性質
5.精神症状と神経伝達物質
 1 神経伝達物質の変化と精神症状
 2 「抑うつ」症状
 3 躁状態
 4 幻覚妄想状態
 5 不 安
 6 集中困難
 7 衝 動
 8 睡眠異常

第2章 各論 疾患編
6.鑑別フロー
7.統合失調症
 1 生物学的研究結果と仮説からの治療の視点
 2 統合失調症の治療
8.うつ病
 1 治療開始前の留意点―患者の医療知識の把握―
 2 抗うつ薬の選択
 3 抗うつ薬の効果判定
 4 抗うつ薬による薬物療法期間
 5 抗うつ薬の中止
 6 回復期の注意点
9.双極性障害
 1 外界からの刺激によって発生する「気分」
 2 外界からの刺激に対する易刺激性
 3 双極性障害と抗うつ薬
 4 再発予防の治療計画
10.不安障害
 1 脳神経学的・心理学的研究結果からの仮説と治療
 2 不安誘発の原因と治療
 3 パニック障害
 4 不安障害と強迫症
11.ストレス障害
 1 ストレス反応
 2 ストレス障害の分類
 3 ストレスに対する脆弱性と治療
12.老年期精神障害
 1 脳器質変化による老年期精神障害
 2 認知症の薬物療法
 3 周辺症状の治療薬
 4 患者・家族への説明
 5 二次障害としての老年期精神障害
13.依存症
 1 様々な依存症
 2 脳科学の観点からみた依存症の経過と予後
 3 依存症者と共依存者(巻き込まれた関係者)
 4 依存症の治療
 5 アルコール依存症の薬物療法

第3章 非薬物療法と職場のメンタルヘルス
14.非薬物療法
 1 身体療法
 2 精神療法
 3 精神科リハビリテーション
15.精神科医と社会におけるメンタルヘルス
 1 精神科医を取り巻く諸問題
 2 職場のメンタルヘルスへの取り組み
 3 精神科医の常識と社会通念のズレ
 4 精神科医と産業医間の双方の誤解
 5 意見・助言についての注意

おわりに
索 引