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≪極めに・究める・リハビリテーションシリーズ≫
極めに・究める・脳卒中
筆頭著者 相澤 純也 (監修)
その他の著者等 藤野 雄次
丸善出版
電子版ISBN
電子版発売日 2019年11月4日
ページ数 140
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-621-30336-8
印刷版発行年月 2018年10月
書籍・雑誌概要
【極めに・究める・リハビリテーション】第1巻は「脳卒中」。シリーズコンセプトは「もうガチガチの教科書はいらない、本当に役立つ臨床の『知恵』がほしい!」 国試クリアの先を見据えた,まったく新しい形の臨床指南書。監修は相澤純也理学療法士(医学博士)。初学者向けに、脳卒中リハのエキスパートが体得した「臨床知」が本音ベースで語られる。
目次
第1部 評 価
1章 まずはコミュニケーション能力を確認しろ!
極める1 コミュニケーション能力はすべての評価に影響する
極める2 「意識障害の評価」をあなどらない
極める3 言葉を理解する能力と話す能力を確認すべし
極める4 認知機能との向き合いかた
2章 運動麻痺の評価=BRSは間違い
極める1 Brunnstrom Recovery Stageの回復過程は絶対ではない
極める2 「量」と「質」の「評価」の壁という前提条件を知る
極める3 運動麻痺の神経路は1種類ではない
極める4 患者状態や評価法の特徴を踏まえ,評価を使い分ける
3章 「バランス」という言葉は使わない
極める1 「便利な言葉」は使うべからず
極める2 動くことは「不安定な状態」をつくり出す
極める3 バランス尺度の要諦は「ものごとの本質」を捉えるべし
極める4 リハビリテーション専門職たるもの,機能回復にこだわるべし
第2部 治 療
4章 「起き上がり動作」は側臥位を経由すべきではない
極める1 決まりきった「型」は忘れるべし
極める2 片麻痺患者の多くはやっぱり「非麻痺側」から起き上がる
極める3 2つの作戦を知っていれば治療できる ――「目には目を,歯には歯を」作戦
極める4 2つの作戦を知っていれば治療できる ――「もちつもたれつ」作戦
5章 「体幹が弱いから座れない」は間違い
極める1 脳卒中患者は,座れないが「立つこと」ができる
極める2 人間の体は,座るための仕様になっていない
極める3 座るためには骨盤を「垂直」に立てる
極める4 麻痺側の体幹・股関節機能を高めなければならない
6章 なにがなんでも麻痺側の下肢に体重をかけるべきということはない
極める1 麻痺側下肢に荷重する意義を考える(が,しかし…)
極める2 麻痺側下肢への荷重のカギは「非麻痺側」である
極める3 荷重できるかどうかは非麻痺側のアソコをみる
極める4 うまく歩くためには装具を使い,たくさん歩け
7章 千本ノックは必要か ――量より質? 質より量?
極める1 ガイドラインは「絶対」ではない
極める2 身体に叩き込む ――量をこなし,「体が覚えてらっ」とさせる
極める3 専門職としての真価は,オーダーメイド治療にあり
極める4 重力環境に身を置かねば「本末転倒」
第3部 日常生活活動
8章 リハビリテーションの環境は「日常」ではない ――日常生活活動:総論編
極める1 「特殊な環境」である,と知る
極める2 機能障害と生活動作をリンクさせる
極める3 「想定外」を想定する
極める4 リアルな生活環境は刺激がいっぱい
9章 理屈だけでは生活できない ――日常生活活動:実践編
極める1 実用的なADLとは「セルフケア+αの動作」と心得る
極める2 麻痺側方向への移乗動作を練習すべし
極める3 移動手段は「歩行」だけではない
極める4 洋式生活と和式生活を区別すべきではない
第4部 リスク管理
10章 「胃が痛い」は要注意 ――重複障害のリスクマネジメント
極める1 超高齢社会(=「重複障害」増)では,3つの心づもりが大切
極める2 見えないリスクを診る
極める3 リスク管理は数字をみることではない
極める4 既往歴をあなどるなかれ
Column
1 言葉が出ないことのストレス
2 意識障害の落とし穴
3 評価するタイミングと条件を考える
4 足首の捻挫と同様に「脳みそ」も腫れる!?
5 危なくても介助しない
6 どんなに準備をしても「転ぶときは転ぶ」
7 えっ! 麻痺側から起き上がる…?
8 背臥位がとっても大事
9 「体幹」という言葉が,謎を深める
10 高次脳機能障害と動作.「半側空間無視」と「プッシャー現象」
11 ヒトは環境に支配されている!?
12 一方通行の運動指導は継続しない
13 変化を恐れない
14 顔のみえる関係性をつくる
15 バリアフリーにも「バリア」がある
16 生活のすべてが「道具」である
17 「おじぎをして立ち上がる」が通用しない!?
18 「臓器連関」を考える
19 意識障害や失語症がある人ほど声をかけなければならない
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