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雑誌
ハートチームのための知識ゼロからはじめるTAVI 超入門
岩手医科大学内科学講座循環器内科分野講師/岩手医科大学内科学講座循環器内科分野教授
メディカ出版
電子版ISBN
電子版発売日 2026年9月25日
ページ数 208
判型 A5判
印刷版ISBN 978-4-8404-9175-4
印刷版発行年月 2026年10月
書籍・雑誌概要
【これを読んであなたもTAVIの一員に!】
TAVIはハートチームの総合力が求められる治療である。本書では、重症大動脈弁狭窄症の診断から、適応決定、術前スクリーニング、手技のコツ、さらには術後管理まで、TAVIにおけるトータルマネジメントを体系的に学ぶことができる。これからTAVIを始める若手・中堅医師、そして新たにTAVIに携わるすべてのメディカルスタッフに向けた、短時間で読み切れる導入書である。
目次
監修にあたって
序文
Introduction
第1章 ASを診断する
1 ASになる原因と症状
大動脈弁狭窄症とは?
大動脈弁狭窄症の原因
ASの症状―見逃されやすいサイン
2 ASの重症度を評価する
AS重症度評価の基本 ―心エコーがゴールドスタンダード
ASは進行性疾患 ―フォローアップの重要性
3 特殊なAS― Low flow, low gradient AS
指標が一致しないAS ―LFLG-ASという落とし穴
LFLG-ASの2つのタイプ
診断のポイント ―本当に重症なのかを見極める
4 ドブタミン負荷心エコーの役割
Column ASは“いつ治療するか”が難しい
第2章 重症ASの治療を知る
1 ASの治療の基本は弁置換手術
AS治療の基本は「弁を取り替えること」
外科手術にも複数の選択肢がある
2 TAVIってなに?
TAVIとは
TAVIの歴史と進化
3 開胸手術とTAVIはどう選択されるか?
TAVIとSAVRの選択はどう決まるか
4 エビデンスからわかるTAVIの有効性
エビデンスが示してきたTAVIの進化
現在のTAVIの位置づけ
5 SAVRが望ましいとされるケースとは?
SAVRが選択される主なケース
6 若年患者はどうしてTAVIじゃダメなのか?
若年患者にTAVIを慎重に検討すべき理由
Column TAVIにおける「Low risk」とは
第3章 TAVI術前リスク評価
1 CTで何を見ているのか―術前準備が成功を大きく左右する
TAVI成功のための3つの鍵
2 CT撮像のプロトコール
TAVI術前評価:撮像の質が重要
画像がブレている場合に考えるポイント
3 大動脈弁輪サイズを評価する
TAVIの“スタート地点”となる最重要計測
4 二尖弁を評価する
二尖弁では何が違うのか
5 冠動脈閉塞のリスクを評価する
冠動脈閉塞とバルサルバ洞閉塞の2つの機序を理解する
6 大動脈弁基部破裂のリスクを評価する
石灰化と大動脈弁基部構造を評価する
7 TAVI後、完全房室ブロックのリスクを評価する
ペースメーカー植込みリスクに関与する因子
弁タイプによる違い
術後観察の考え方
8 将来のTAV-in-TAVの可能性を評価する
TAV-in-TAVとは何か
なぜ初回TAVIが未来を決めてしまうのか
「浅く入れるほど良い」の落とし穴
日本で特に注意すべき理由
若年AS患者における本質的インパクト
9 アクセス血管の評価
安全なアクセスルートの評価
TFが困難な場合の代替アクセス
アクセス戦略の変化
Column PPMは本当に悪なのか?
―TAVI時代に改めて考えるPPMの意味―
第4章 最適なTAVI弁を選択する
1 TAVI弁の2つのタイプ―押し広げるか、自ら広がるか
TAVIで使用される人工弁
2 弁構造と設計思想―フレームと弁位置が性格を決める
TAVI弁の構造と設計の意図
SAPIEN ―正確さとアクセス性を両立する弁
EvolutTM ―強い拡張力でEOAを最大化
NavitorTM ―柔軟性と操作性を両立した“しなやかな選択肢”
Column 大動脈弁複合体のバランスを見る重要性
第5章 TAVIに参加する
1 TAVI中に必要とされる自分の役割とは?
ハートチームの構成
役割は施設ごとに異なる
チームで乗り越える力
ECMOが必要になる場面
2 大腿動脈穿刺とパークローズのコツ
アクセストラブルと止血デバイス
血管穿刺のポイント
パークローズ(Perclose ProStyleTM)
3 TAVIで使うモノを整理する
①“ 流れ”で理解する
②“ 役割ごと”に整理する
4 Perpendicular viewと、術中によく使う透視の角度
Perpendicular view
バルーン拡張型弁と自己拡張型弁で透視角度が異なる理由
Cusp overlap viewの意義
その他、術中でよく用いる透視角度
5 狭窄弁へのワイヤー通過
透視角度と視野の作り方
ワイヤーの狙い方
重要な考え方
6 左室でのカテーテル操作
当院での左室ワイヤー留置方法
左室ワイヤー位置をどう評価するか
7 TAVIにおけるPre-BAVとバルーン選択
BAVは必要なのか?
8 TAVI弁のデリバリーシステム挿入と弓部通過
Commissural alignmentを確認する
大動脈弓部の通過
デバイスが進みにくいときの工夫
プロポフォール使用時の注意
9 TAVI弁の左室内通過と軸合わせ
大動脈弁通過時に何が起きるか
10 TAVI弁の留置深度の調整と拡張/展開
SAPIENの留置深度の決め方
SAPIENのルーセントライン(lucent line)
実際の使い方
EvolutTMとNavitorTMの留置深度の決め方
11 冠動脈閉塞をどう防ぐか
冠動脈閉塞はなぜ起こるのか
冠動脈保護とは
Chimney stentとは
冠動脈保護で用いるガイディングカテーテルと造影の工夫
12 TAV in SAV
外科生体弁の構造理解とデバイス選択
13 術中に起こり得る合併症
TAVI中に起こり得る合併症を時系列で考える
TAVI中のMR増悪をどう考えるか
14 オルタナティブアプローチ
代替アプローチ
頸動脈アプローチ(TC)
鎖骨下動脈アプローチ
15 脳塞栓予防デバイス(SENTINELTM)
TAVI中の脳梗塞
Column TAVIの麻酔―全身麻酔と局所麻酔の考え方
第6章 TAVIの術後管理で注意すること
1 TAVIが終わったらもう安心?
知っておくべきTAVI術後当日に注意すること
TAVI後の管理 ―「いつもと違う」を見逃さない
せん妄・不穏をどう考えるか
麻酔方法による違いも意識する
術後、集中管理で大切なこと
2 TAVI術後、“落ち着いてから気をつけること”
術後翌日以降も注意すべきポイント
3 TAVI後の抗血栓療法
基本的な考え方
日本の実臨床
4 退院時の指導のポイント
日常生活での注意
5 TAVI後のリハビリテーション
TAVI後の心臓リハビリテーションの位置づけ
心臓リハビリテーションの目的
実臨床での進め方
TAVI後のリハビリテーションで注意すること
退院後の心臓リハビリテーション
フレイルへの介入も重要
Column HALT(弁血栓)をどう考えるか
第7章 患者さんからよくある質問
患者さんからよくある質問
Q. 何日くらい入院が必要ですか?
Q. 治療費はいくらですか?
Q. TAVIは痛いですか?
Q. 治療時間はどれくらいですか?
Q. TAVI後は手術前の生活に戻れますか?
Q. TAVI後は車を運転できますか?
Q. TAVI弁は何でできていますか?
Q. TAVI弁はどれくらい長持ちしますか?
Q. 再治療が必要になった場合には、どのような方法がありますか?
Q. 大動脈弁狭窄症は遺伝しますか?
Q. TAVI をすれば心不全は治りますか?
Q. 運動はしても大丈夫ですか?
Q. 食事で気をつけることはありますか?
Q. 歯医者に行っても大丈夫ですか?
Q. TAVI を受けたことは他の病院でも伝えたほうがいいですか?
Q. CT やMRI 検査は受けられますか?
Q. 空港の金属探知機は反応しますか?
Q. ペースメーカーが必要になることはありますか?
Q. TAVIを受けたら、もう安心ですか?
Closing
引用・参考文献一覧
索引

