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TAVIテクニカルハンドブック
筆頭著者 多田 憲生 (著)
仙台厚生病院循環器内科科長
中外医学社
電子版ISBN
電子版発売日 2023年12月19日
ページ数 248
判型 B5判
印刷版ISBN 978-4-498-13682-3
印刷版発行年月 2023年12月
書籍・雑誌概要
TAVIの標準化を目指して
大動脈弁狭窄症における非侵襲的な治療法であるTAVI(経カテーテル大動脈弁留置術)について,気鋭のインターベンショニストである著者が豊富な知識や経験を基に単独でまとめた実践的な技術マニュアル.TAVIを正しく学ぶことによって「どの施設でも」「どの術者でも」安全に大動脈弁狭窄症の治療が出来るようになる.本書はTAVIの標準化を目指し,TAVIに関わるすべての方に役立つ内容としてまとめた.
目次
目 次
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第1章●術前評価
1 アクセス評価 1:総腸骨動脈から大腿動脈
2 アクセス評価 2:穿刺点
3 アクセス評価 3:大動脈
4 アクセス評価 4:人工物
5 大動脈弁の形
6 大動脈弁複合体 1:弁輪,LVOTカルシウム
7 大動脈弁複合体 2:SOV STJ 冠動脈高
8 大動脈弁複合体 3:膜性中隔長
9 二尖弁
10 左室の形
第2章●基本手技
1 大腿動脈穿刺からクロージャーデバイス
2 pigtailのアクセスはどこから?
3 大口径シース挿入
4 弁通し
5 心臓の軸
6 左室内操作 1:JRで入った場合
7 左室内操作 2:アンプラッツで入った場合
8 左室内操作 3:pigtailからstiffwire
9 horizontal aortaにおける左室ワイヤー操作
10 前拡張 1:いつ行うのか?
11 前拡張 2:どのように行うのか?
12 大口径カテーテルのデリバリー
13 側壁は危険地帯
14 終わり方
第3章●SAPIEN3
1 SAPIEN3の構造
2 SAPIEN3留置の流れ
3 弁サイズ 1:考え方
4 弁サイズ 2:術前シミュレーション
5 留置深度
6 アライメント
7 rapid pacing
8 インフレーション
9 手応えインフレーション
10 インフレーション実例
11 留置後の血圧回復
12 留置後の評価
13 後拡張
14 SAPIEN3の特性を活かした症例
15 SAPIEN3 Ultra Resiliaのサイズ選択
第4章●Evolut
1 Evolutの構造
2 インラインシース?大口径シース?
3 Evolut留置の流れ
4 stiffwireは誰が持つ?
5 Evolut展開開始準備
6 Evolutの展開
7 3分の2評価
8 リリース
9 デリバリーカテーテル回収
10 Evolutの後拡張
11 カスプオーバーラップテクニック 1:基本
12 カスプオーバーラップテクニック 2:LAO?RAO?
13 カスプオーバーラップテクニック 3:最適な留置深度とは
第5章●Navitor
1 Navitorの構造
2 Navitorの展開
3 80%展開時評価
4 リリース
5 後拡張
第6章●応用治療
1 TAV in SAV 1:適応
2 TAV in SAV 2:冠動脈閉塞リスク評価
3 TAV in SAV 3:実際の手技
4 緊急TAVI
5 透析TAVI
6 経鎖骨下動脈アプローチ
第7章●トラブルシューティング
1 腸骨大腿動脈狭窄
2 穿刺部合併症
3 補助循環
4 大動脈弁輪破裂 1
5 大動脈弁輪破裂 2
6 大動脈弁輪破裂 3
7 冠動脈保護
8 冠動脈閉塞SAPIEN 1
9 冠動脈閉塞SAPIEN3 2
10 冠動脈閉塞Evolut 1
11 冠動脈閉塞Evolut 2
12 冠動脈閉塞Evolut 3
13 左室流出路狭窄
14 2nd valve(SAPIEN)
第8章●TAVI後コロナリーアクセス
1 TAVI弁の構造
2 透視角度
3 大動脈弁基部とTAVI弁との位置関係
4 カテ操作
5 en face view
6 CTによるTAVI後コロナリーアクセスストラテジー
7 en face viewでの右冠動脈アクセス
8 低い左冠動脈はアンプラッツ(AL)がよい
9 TAVI弁の外にスペースがある時は外から狙ってもよい
10 coronary misalignmentに対するコロナリーアクセス
11 TAVI後コロナリーアクセスのライブ症例
索引