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医療従事者のための マンガならわかる漢方入門

医療従事者のための マンガならわかる漢方入門
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筆頭著者 今中 健二 (編著)

中医師・神戸大学大学院非常勤講師

メディカ出版

電子版ISBN

電子版発売日 2023年7月24日

ページ数 146

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-8404-8196-0

印刷版発行年月 2023年8月

DOI https://doi.org/10.32284/9784840481960

書籍・雑誌概要

【生薬のはたらきがマンガで楽しく学べる】漢方薬を処方することの本来の目的は、症状を引き起こしている原因そのものを改善すること。そのためには漢方薬の効能とともに病気になるメカニズムを知り、臓腑の働きを調整することが重要である。本書は入門者にも覚えやすいよう、マンガでわかりやすく解説する。

目次

・序文

【第1章】漢方薬
■漢方薬/中医学と漢方薬の関係
■漢方薬の歴史
■漢方薬を取り巻く問題点とこれからの課題
<Column>「漢方」と「漢方薬」と「中医学」の違いって?

【第2章】体の仕組み
■体の仕組み/2種類の治療方法
■五臓とは
■五臓の役割と特徴





■漢方薬の基本は五臓にあり
<Column>血液循環

【第3章】方剤学
■方剤学/体の元気を補う漢方薬:補気薬
●元気をつくる6種類の漢方薬
四君子湯【人参・白朮・茯苓・甘草】
六君子湯【人参・白朮・茯苓・甘草・陳皮・半夏】
二陳湯【茯苓・甘草・陳皮・半夏】
理中丸(人参湯)【人参・白朮・甘草・干姜】
枳実理中湯【人参・白朮・茯苓・甘草・枳実】
苓姜朮甘湯【白朮・茯苓・甘草・干姜】
●マンガ 四君子湯

■血を増やす漢方薬
●血を増やす5種類の漢方薬
四物湯【当帰・芍薬・熟地黄・川芎】
八珍湯【当帰・芍薬・熟地黄・川芎・人参・白朮・茯苓・甘草】
芍薬甘草湯【芍薬・甘草】
当帰補血湯【当帰・黄耆】
当帰芍薬散【当帰・芍薬・川芎・茯苓・沢瀉・蒼朮】
<Column>中医芳香療法
●マンガ 四物湯

■かぜをひいたときの漢方薬:解表剤
●かぜのひきはじめに効く5種類の漢方薬
桂枝湯【桂枝・芍薬・甘草・生姜・大棗】
葛根湯【桂枝・芍薬・甘草・生姜・大棗・葛根】
麻黄湯【麻黄・桂枝・杏仁】
麻杏甘石湯【麻黄・杏仁・甘草・石膏】
大青竜湯【麻黄・桂枝・杏仁・甘草・生姜・大棗・石膏】
<Column>漢方薬の煎じ方は?
<Column>漢方薬は長く飲まなくてはいけない?
●マンガ 桂枝湯

■気の流れを良くする漢方薬:行気
●気の流れを良くする2種類の漢方薬
四逆散【枳実・柴胡・芍薬・甘草】
逍遙散【柴胡・芍薬・甘草・当帰・白朮・茯苓】
●マンガ 四逆散

■陽の病気に作用する清熱の漢方薬
●陽の病気に作用する清熱の4つの漢方薬
白虎湯【石膏・知母・甘草・粳米】
黄連解毒湯【黄連・黄岑・黄柏・山梔子】
温清飲【黄連・黄岑・黄柏・山梔子・熟地黄・当帰・芍薬・川芎】
茵蔯蒿湯【茵蔯蒿・山梔子・大黄】
●マンガ 白虎湯

■咳止めの漢方薬
●咳止めの3種類の漢方薬
二陳湯【茯苓・甘草・陳皮・半夏】
温胆湯【半夏・竹筎・枳実・陳皮・甘草・茯苓】
五虎湯【石膏・杏仁・麻黄・甘草・桑白皮】
<Column>お屠蘇は漢方薬?
●マンガ 二陳湯

■むくみを解消する利湿の漢方薬
●むくみを解消する利湿の5種類の漢方薬
五苓散【猪苓・沢瀉・白朮・茯苓・桂枝】
苓桂朮甘湯【白朮・茯苓・桂枝・甘草】
平胃散【蒼朮・陳皮・厚朴・甘草】
胃苓湯【蒼朮・陳皮・厚朴・甘草・猪苓・沢瀉・白朮・茯苓・桂枝】
半夏厚朴湯【半夏・厚朴・茯苓・生姜・蘇葉】
<Column>日本古来の処方の紹介
<Column>漢方薬の○○散、○○湯、○○丸って?
●マンガ 五苓散

■陰を補う漢方薬:補陰
●陰を補う4つの漢方薬
六味地黄丸【熟地黄・山茱萸・山薬・沢瀉・茯苓・牡丹皮】
麦味地黄丸【熟地黄・山茱萸・山薬・沢瀉・茯苓・牡丹皮・麦門冬・五味子】
知柏地黄丸【熟地黄・山茱萸・山薬・沢瀉・茯苓・牡丹皮・知母・黄柏】
杞菊地黄丸【熟地黄・山茱萸・山薬・沢瀉・茯苓・牡丹皮・菊花・枸杞子】
<Column>中国で中医学を学ぶということ
●マンガ 六味地黄丸

■体の元気を補う漢方薬:補腎陽
●元気を補う補腎陽の3つの漢方薬
八味地黄丸【熟地黄・山茱萸・山薬・沢瀉・茯苓・牡丹皮・桂枝・附子】
牛車腎気丸【熟地黄・山茱萸・山薬・沢瀉・茯苓・牡丹皮・桂枝・附子・牛膝・車前子】
人参湯【干姜・甘草・蒼朮・人参】
<Column>心・肺・脾・肝・腎
●マンガ 八味地黄丸

■冷えを改善する漢方薬
●冷えを改善する4つの漢方薬
大建中湯【山椒・干姜・人参】
小建中湯【桂枝・芍薬・甘草・生姜・大棗・飴糖】
黄耆建中湯【桂枝・芍薬・甘草・生姜・大棗・飴糖・黄耆】
当帰建中湯【桂枝・芍薬・甘草・生姜・大棗・飴糖・当帰】
<Column>中医学に存在するさまざまな「気」
●マンガ 大建中湯

【第4章】生薬学
■生薬学/性・味・帰経


帰経

■代表的な生薬の効能と特性
人参~気をつくる生薬の代表格~
白朮~補気と健脾の生薬~
茯苓~むくみを取る生薬~
甘草~補益と調和に最適~
熟地黄~陰を補う生薬~
当帰~血を補う生薬~
陳皮~気の流れを調整する生薬~
半夏~湿を取り気を流す生薬~
桂枝~解表剤の一角~
麻黄~風寒を散らす生薬の代表格~
石膏~清熱をするならこの生薬~
沢瀉~利水効果ならこの生薬~
山薬~気を増やし、脾・肺・腎を助ける生薬~
牡丹皮~血に入った熱を取る~
山梔子~五臓にこもった熱を取る~

【第5章】診断学
■診断学
■病気が体に入ってくる順序
■病気が体に入ってきたときの治療

■病気の原因が体内にある場合
実証(気が盛んな状態):機能亢進している場合
虚証(気が衰えている状態):機能低下している場合

■中医学の診断方法 四診
●四診ごとの陰陽の分け方
望診
聞診
問診
切診(脈診)

■漢方薬治療の進め方
気血の虚証
実証
湿証
実熱証
陰虚証
陽虚証
寒証

【第6章】症状別処方
■症状別処方/めまい
■頭痛
■腹痛
■むくみ
■咳
■下痢
■便秘
■頻尿
■月経痛
■だるさ・倦怠感
■眼精疲労
■食欲不振
■鬱
■骨粗鬆症
■不眠

・索引
・著者紹介

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