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マンガでわかる有機化学
筆頭著者 長谷川 登志夫(著) 牧野 博幸(作画) トレンド・プロ (制作)
オーム社
電子版ISBN
電子版発売日 2020年3月16日
ページ数 208
判型 B5変
印刷版ISBN 978-4-274-06957-4
印刷版発行年月 2014年3月
書籍・雑誌概要
シンプルな構成要素で複雑で多くの変化をもたらす有機化学を「マンガでわかる」シリーズで学ぼう!
有機化学の対象となる有機化合物は、炭素、水素、酸素、窒素の主に4つの元素から成り立ちます。構成元素の種類は少ないですが、複雑で多重な結合をすることにより、多様な性質の数限りない化合物ができます。生物の重要な構成物質や、栄養となる物質、薬などの多くも有機化合物です。
有機化学を学ぶ際、記憶しなくてはいけない名称、構造などがとても多く、はじめて学ぶ人にとっては敷居を高く感じる学問です。本書は『マンガでわかる』シリーズの一冊として、有機化学を取り上げています。マンガとわかりやすい本文解説によって、有機化学のエッセンスをわかりやすく紹介しているので入門者にとっては、入りやすい最適な一冊です。
目次
プロローグ
第1章 化学の基礎
1.1 化学って何?
1.2 有機化合物の分子の骨格は炭素原子である
1.3 原子の構造と化学結合(原子の構造)
フォローアップ
原子の構造
軌道と電子配置
sp^3 混成軌道と単結合
コラム 料理は有機化学の実験
第2章 有機化学の基礎
2.1 有機化合物の性質の源(官能基)
2.2 有機化合物の名前のつけ方
フォローアップ
二重結合と三重結合
共役と共鳴
コラム 目に見える巨大分子
第3章 有機化合物の構造
3.1 異性体って何?
3.2 分子の二次元構造と性質(立体配置)
3.3 分子の三次元構造、分子の鏡の世界(鏡像異性体)
フォローアップ
分子式、構造式の見方と書き方
E,Z 命名法
立体異性体のさまざまな表示の仕方
R,S 命名法
立体配座
コラム 物質の匂いが立体構造で変わる
第4章 有機化合物の性質
4.1 水に溶けるものと油に溶けるもの(親水性・親油性)
4.2 沸点の違いを生む原因(分子間相互作用・分極した結合)
4.3 酸と塩基
4.4 正六角形の構造を持つベンゼンという芳香族化合物
フォローアップ
酸と塩基
ベンゼンの構造
ケト-エノール互変異性って何
コラム 香りの物質は脂溶性
第5 章 有機化合物の反応
5.1 有機化合物はさまざまな反応で別の分子に変わる
5.2 炭化水素の反応
5.3 アルコールの反応
フォローアップ
エステル化反応
二重結合への付加反応
ハロゲン化炭化水素の求核置換反応
ハロゲン化炭化水素の脱離反応
ベンゼンの反応(芳香族求電子置換反応)
コラム 物質の性質を操る力;有機化学反応
付録 生体を作っている有機化合物
生体を構成する主な有機化合物の概観
タンパク質
脂質
糖質
合成高分子化合物
参考文献
索引