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≪リハビリナース2021年秋季増刊≫
回復期リハ病棟の 失敗する介入×成功する介入
筆頭著者 岡本 隆嗣 (監修)
西広島リハビリテーション病院 病院長
その他の著者等 西広島リハビリテーション病院 副院長/看護介護部部長 杉本 真理子 監修
メディカ出版
電子版ISBN
電子版発売日 2021年11月8日
ページ数 240
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-8404-7466-5
印刷版発行年月 2021年10月
書籍・雑誌概要
【比べて理解する“失敗介入”“成功介入” 】
情報や目標の共有、地域との連携のなかで起こってしまった“失敗例”を多職種で分析。「こうすればよかった」という“成功例”と見開きで対比する。「失敗は成功の母」。なかなか表に出ない失敗例を参考に、多職種チームの成長につなげられる1冊。
目次
・はじめに
・執筆者一覧
【part1 病棟全体の運営】
■1 職種間での意見相違
◆01 勤務形態の違いによる意見相違
センサーマットを解除した翌朝に転倒したAさん
◆02 教育背景による意見相違
退院した1週間後、家族が介護できずにレスパイト入院になってしまったBさん
◆03 リスク感性の違い
退院時期に転倒して入院期間が延長になったCさん
■2 情報共有ができない
◆01 ルールなどの解釈の違い
新型コロナウイルス感染拡大時期、家族指導におけるコミュニケーションエラーでヒヤリハットがあったDさん
◆02 伝えたつもり
インスリンの指示変更をお願いしたつもりで、実施ミスに至ってしまったEさん
■3 連携ができない
◆01 療法士と看護師の連携不足
室内環境を変えた直後に転倒し、恐怖から歩行再獲得に難渋したFさん
◆02 患者・家族からの苦情対応
入院後、スタッフ・病院の対応に不満を訴えたGさん
◆03 入院後、スタッフ・病院の対応に不満を訴えたGさん
チームで検討した生活イメージをケアマネジャーと共有できなかったHさん
【part2 教育】
■1 教育 勤務形態の違い
◆01 研修会・勉強会の企画・参加
一緒に勉強して多職種チームのアプローチの質を向上させよう
【part3 チーム運営】
■1 チームリーダー不在
◆01 ゴール設定が不明確
ゴール設定があいまいなまま入院期間が過ぎていったJさん
◆02 だれかがやってくれる
妻が在宅生活のイメージをもてず、40歳代半ばで施設転帰になったKさん
■2 医療従事者本位の一方的なリハビリテーション
◆01 主介護者はだれ?
チームが主介護者の見極めを誤り、老健に入所となってしまったLさん
◆02 目標共有できない
歩行訓練の内容に納得できず、早期退院(入院15日)となったMさん
■3 コミュニケーションエラー
◆01 他職種と情報共有ができない
スタッフ間の情報共有不足により、NGチューブを自己抜去したNさん
◆02 同職種と情報共有ができない
統一した介助指導ができず、介護者の混乱と不安を招き、自宅退院できなかったOさん
■4 カンファレンス
◆01 議論ができない
目標の決定、家族との合意形成が不十分だったPさん
◆02 ゴール・目標についての家族とのズレ
介護指導を受けて退院先を自宅から施設へ変更したQさんの家族
◆03 不明確な連携・役割分担
摂取量不足への対応が遅れ、誤嚥性肺炎・転院となった頚髄損傷のRさん
◆04 退院日直前での退院先の変更
妻の自宅退院への強い希望があったにもかかわらず、老健に入所となったSさん
■5 知識・経験不足
◆01 介助・介護指導
離床の機会が減り、誤嚥性肺炎を発症してしまったTさん
◆02 福祉用具
移乗リフトを導入したが一度も使用せず撤去したUさん
◆03 装具、ロボット
上肢用ロボットとアームスリングを適切に活用できなかったVさん
◆04 自宅改修案
転倒対策に重点を置いた環境調整後、本人の意向や能力変化で変更が必要になったWさん
◆05 ケアプラン
退院後のサービス利用を受け入れられなかったXさん
【part4 専門性・相互理解】
■1 過度な専門性の追求
◆01 失語症
退院間近になって、妻が失語症について不安を抱えていることがわかったYさん
■2 他職種の専門性の理解不足
◆01 退院支援
情報共有不足により専門性が発揮されず、サービスの再調整が必要になったZさん
・引用・参考文献
・索引