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老衰を診る

人生100年時代の医療とケア

老衰を診る
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筆頭著者 今永 光彦 (著)

国立病院機構東埼玉病院内科・総合診療科医長

メディカ出版

電子版ISBN

電子版発売日 2019年8月5日

ページ数 144

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-8404-6885-5

印刷版発行年月 2019年6月

DOI https://doi.org/10.32284/9784840468855

書籍・雑誌概要

【老衰の診断、ケア、看取りを実践的に解説!】長寿化が進み増えてきた老衰。しかし医学的な定義はなく「治療」法もふさわしいケアも確立していないのが現状で、現場の医療職は迷いながら診療している。老衰患者に最善の治療・ケアについて、在宅医への綿密な調査と自身の臨床経験をもとに事例を用いて考察する。

目次

・はじめに

【序章 私が老衰に関心を持った理由】
◆はじめての老衰の診断
◆老衰と診断することへの迷い
◆老衰について調べてみた
◆老衰をとりまく臨床は奥が深い?

【第1章 老衰の過去・現在・未来】
◆死亡時の年齢の変化──統計は語る(1)
◆老衰死の場所は在宅か──統計は語る(2)
◆老衰死に地域差はあるか──統計は語る(3)
◆的確な診断により減少──老衰の過去
◆多死社会だから老衰死も増加──老衰の現在
◆今後さらに増加──老衰の未来

【第2章 老衰の診断をめぐって】
◆老衰の診断をどうつける──臨床上の問題点(1)
◆家族の意見は影響するか──臨床上の問題点(2)
◆死亡診断書にどう記載する──臨床上の問題点(3)
◆在宅医へのインタビューによる質的研究
◆見えてきた傾向──質的研究の結果から(1)
◆老衰の臨床像とは──質的研究の結果から(2)
◆診断への葛藤や不安──質的研究の結果から(3)
◆他医師の考えが影響──質的研究の結果から(4)
◆家族との関わりを重視──質的研究の結果から(5)
◆結果から仮説を生成
◆質問紙票を用いての量的研究
◆死因としての老衰──量的研究の結果から(1)
◆老衰と考える臨床像──量的研究の結果から(2)
◆診断に影響すること──量的研究の結果から(3)
◆老衰と診断する際の気持ち──量的研究の結果から(4)
◆老衰と診断した際の家族の反応──量的研究の結果から(5)
◆死亡診断書の記載──量的研究の結果から(6)
◆量的研究の結果からわかったこと
◆医師の葛藤・不安・迷いをもたらす因子──学会発表から(1)
◆葛藤・不安・迷いの背景──学会発表から(2)

【第3章 老衰患者へのケア】
◆可逆的な状態を見逃すな
◆家族もチームの一員である

【第4章 老衰の看取り】
◆場所によって関わり方は異なる
◆急変したら治療すべきか
◆食べること・食べられなくなること
◆死亡診断をめぐって

・終章 あとがきに代えて