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老衰チェックポイント&アート
筆頭著者 今永 光彦 (著)
奏診療所
中外医学社
電子版ISBN
電子版発売日 2024年5月29日
ページ数 140
判型 A5判
印刷版ISBN 978-4-498-05930-6
印刷版発行年月 2024年5月
書籍・雑誌概要
自信をもって老衰を診断できていますか?
明確な基準があるわけではない老衰診療においては,医療者のアート的側面が強いように思われます.しかし,どこからを老衰と判断するか,どこまで検査や治療をするかが,医療者のさじ加減だけで決まってしまうのも問題です.
本書では,老衰の診断やケアにおいて外してはならないこと"をチェックポイントとして提示します.チェックポイントを標準として身につけることで,アートの部分がより自由になり,そして患者・家族の個別性をより深めることにつながります.
"目次
序章● なぜ今,老衰を学ぶ必要があるのか?
1章● 老衰の診断
チェックポイント1 老衰と考える状態は?
チェックポイント2 老衰と診断する前にまず除外すべきことは?
チェックポイント3 環境的な要因はないか?
ART 1家族の理解や考え,患者のQOLを考慮して診断する
ART 2老衰と診断することへの不安,迷い,葛藤に対処する
2章● 家族への対応
チェックポイント4 一般の人々は老衰で亡くなるということに対してどのように感じているか?
チェックポイント5 家族が老衰を受け入れられないときにどうするか?
チェックポイント6 患者本人に意思決定能力がないときにどのように意思決定を行うか?
ART 3患者の(以前の)意向と家族の意向が一致しないときにどうするか?
3章● どこまで治療を行うか?
チェックポイント7 食べられなくなったときに経管栄養を行うか?
チェックポイント8 水分がとれなくなってきたときに輸液をするか?
チェックポイント9 肺炎を起こしたときにどう対処するか?
ART4 脳卒中を起こしたときにどう対処するか?
4章● 老衰の看取り
チェックポイント10 老衰のエンドオブライフ期の症状とは?
チェックポイント11 経口摂取量低下に対してどのように対処していくか?
チェックポイント12 死亡診断を行う際にどのようなところに気をつけるか?
チェックポイント13 死亡診断書にどう書くか?
ART 5肺炎や認知症の合併,痰による窒息があったときに死亡診断書にどう書くか?
老衰診断・ケアのためのフローチャート