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小児看護ケアモデル実践集
看護師が行う子ども目線のプレパレーション
筆頭著者 松森 直美 蝦名 美智子 (編集)
へるす出版
電子版ISBN
電子版発売日 2022年1月31日
ページ数 256
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-89269-778-4
印刷版発行年月 2012年7月
書籍・雑誌概要
ケアモデルとは、実際の小児医療場面でみられるケアの典型例をもとに考案した倫理的な看護実践の基本的姿勢を示したものです。このケアモデルを看護実践に取り入れることで、子どもと親の尊厳が守られ、子どもが自身の力を発揮し、主体的に医療に取り組めるようになるきっかけにつながることが考えられます。
本書は、担当看護師の挨拶・自己紹介から、検査や処置に応じた子どもへのわかりやすい説明や実施中の対応、子どもの頑張りをほめ、親に対してねぎらいの気持ちを伝えるまでの、検査や処置の実施前・実施中・実施後の基本的なケアを具体的に紹介しています。
本書を読み解くことにより、経験の浅い看護師のケアは達人の技へ近づき、ベテランの看護師は自分の技を理論的な技術として確立することができるようになる好著です。
目次
第I章 基礎知識 はじめに知っておこう
A 看護実践におけるケアモデル導入の経緯,検査・処置を受ける子どもへのケアの現状
B 看護実践におけるケアモデルのあり方
C 子どもの権利に焦点をあてたケアモデル
D ケアモデル導入以前からの小児看護における遊びとプレパレーション
E 小児看護における技の探求としてのケアモデル
F ケアモデル実践に役立つ諸理論
G 子どもに人形を使って説明を行った場合の効果
第II章 検査・処置を受ける子どもへのケアモデル
A 検査・処置を受ける子どもへの説明と納得に関するケアモデル;作成の経緯
B ケアモデルのチェックリスト原型版・簡易版の活用
C 発達段階別の事例と解説;原型版ケアモデルを使用して
各年齢の子どもの特徴/2~5歳の子どもに対するケアモデル/ 2~5歳の子どもの親に対するケアモデル/5~7歳の子どもに対するケアモデル/5~7歳の子どもの親に対するケアモデル/8歳以上の子どもに対するケアモデル/8歳以上の子どもの親に対するケアモデル
D ケアモデル導入による変化
看護師の認識の変化/子どもの力を引き出す技術/看護師による親への認識の変化/病棟への波及効果
E 看護師と他職種(CLS)との協働
第III章 簡易版ケアモデル実践
A 救急場面でのケアモデル
総論/実践例:頭部裂創の縫合処置
B ケアモデル実践例
採血/点滴/腰椎穿刺/骨髄穿刺/吸入/血圧測定/浣腸/洗髪/扁桃切除術/鼓室形成術/CV(中心静脈)カテーテル挿入術/心電図/MRI検査/CT検査/自己導尿/発達障がい児におけるMRI検査
C ケアモデルに対応したプレパレーションの導入と実践後まで
手術場面のケアモデル/CT・MRI検査のケアモデル
第IV章 看護教育におけるケアモデルの教授内容と方法
Q&A 困ったときの考え方と対応