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患者の目線

医療関係者が患者・家族になってわかったこと

患者の目線
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筆頭著者 村上 紀美子 (編)

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-62021-5

電子版発売日 2023年1月30日

ページ数 268

判型 B6

印刷版ISBN 978-4-260-02021-3

印刷版発行年月 2014年4月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260620215

書籍・雑誌概要

医療者と患者・家族のふたつの目線で、なっとくのケアを探そう

患者の本当の声を聞くことから始まる「患者が主人公」の医療。それがわかっていても、なかなかできないのが現実である。本書では、医師、看護師、看護教員、医療ジャーナリストなど、20名の医療関係者が、自身の患者・家族体験をもとに〈医療者のおかれている事情〉と〈患者・家族としての本音〉のふたつの“目線”から、「なっとくのケア」へのヒントを医療者に向けて語りかける。

目次

プロローグ 患者の目線で話してみませんか

第1章 患者の目線 医療者の目線
 患者・家族の心配は医療者の想像を超えて ●勝原 裕美子
 術後の痛みは当たり前? ●三輪 恭子
 痛みを緩和する手当てと希望につながる言葉 ●阿保 順子
 コミュニケーションの優先度をもっと高めて ●藤野 泰平

第2章 がんとともに歩む
 妻が、がん!? 医師の夫の胸中は…… ●西村 元一
  [コラム] マギーズがんケアリングセンター-心理・社会面の相談支援で病院を補完
 “医学知識をもった友人”のような心理・社会的な相談支援 ●及川 由利子
 がんサバイバーナースの10年 ●高田 芳枝
 看護観察と申し送りで私は見守られていた ●上野 創
 腑に落ちる人生 腑に落ちる死 ●池田 省三

第3章 迷いのなかで選ぶ看取り
 延命処置の選択を迫られて ●阿保 順子
 自宅で安らかな最期を迎えたい、しかし実際は…… ●高木 美穂
 抜管してよかった 物語としての人生の看取り ●中村 順子
 一瞬のまなざしとひと言で看取る家族は救われる ●望月 正敏
 がんで逝く人、送る人 ●池田 朝子

第4章 患者と家族の物語
 クリニカルパスに前のめりの関心を添えて ●榊原 千秋
 激痛のなか、治療を求めて右往左往 ●村上 紀美子
 あなたの立場で一緒に考える告知 ●村田 みやび

第5章 なっとくのケアへ
 マニュアルを超えた援助の極意 ●藤原 瑠美
 意外と言えない自分の希望 遠慮してしまうわけは? ●斎藤 元子
  [コラム] 不本意なバッドニュースを患者・家族と話し合う英国の知恵
 助産師は最高の水先案内人 妊産婦が主体的になれる健康教育 ●大久保 菜穂子
 一人暮らし高齢者が骨折 ギプス内の耐えがたいかゆみ ●村上 紀美子
 今一度、見直しませんか? 人生と医療・介護 ●森山 美知子

エピローグ 自分が患者・家族になった経験を大切に

初出一覧

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