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看護学の概念と理論

看護学の概念と理論
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筆頭著者 野嶋 佐由美 (編集)

その他の著者等 野嶋佐由美・田井雅子・中山洋子・池添志乃・野末聖香・中西純子・片田範子 著

日本看護協会出版会

電子版ISBN 978-4-8180-2495-3

電子版発売日 2022年9月5日

ページ数 224

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-8180-2357-4

印刷版発行年月 2021年10月

DOI https://doi.org/10.32181/9784818023574

書籍・雑誌概要

看護学を構成する概念を学ぶ上で欠かせない諸人物・諸理論が簡潔に無駄なく整理されたテキストとして、教育現場をはじめ多くの看護職に支持されてきた『看護学基礎テキスト第1巻』を単行本としてリニューアル。
理論家の再評価や倫理綱領など、目まぐるしく変化する社会の姿を反映した看護の姿を歴史的な視点からとらえ直しています。

目次

第1章 看護とは(野嶋佐由美)
1. 看護の定義
2. 看護の目的
3. 看護の対象
4. 看護の場
5. 看護の機能
 ① 療養上の世話
 ② 診療の補助
 ③ 教育的機能
 ④ 相談機能
 ⑤ 調整・マネジメント機能

第2章 看護学とは
1. 看護学を支える諸科学 (野嶋佐由美・田井雅子)
 ① 自然科学からの恩恵
 ② 人文科学からの恩恵
 ③ 社会科学からの恩恵
 ④ 看護学の要である看護の哲学
2. 看護学を構成する主要概念 (中山洋子)
 ① 看護のメタパラダイム
 ② 人間
 ③ 環境
 ④ 健康
 ⑤ 生活
 ⑥ 看護学を構成する概念間の関係
3. 看護学における理論 (池添志乃・田井雅子)
 ① 理論とは
 ② 看護理論の発展過程
 ③ 看護理論からとらえる“看護”

第3章 代表的な看護理論
〈それぞれに次の3項目を解説 ① 看護における意味/② 看護理論の特徴/③ 理論の実践への活用〉 (池添志乃)
1. ナイチンゲール
2. ヘンダーソン
3. オレム
4. ペプロー
5. トラベルビー
6. キング
7. ロジャーズ
8. ワトソン
9. ベナー
10. ロイ

第4章 看護現象を理解するための諸理論
1. 人間の基本的欲求─マズローの自己実現論 (野末聖香)
 ① 動機と欲求の階層構造
 ② 人間の基本的欲求
2. 発達理論 (野末聖香)
 ① フロイトの精神分析と精神力動理論
 ② エリクソンの自我発達の8段階
 ③ マーラーの分離・個体化理論
 ④ ピアジェの発達段階説
3. 危機理論 (野末聖香)
 ① 危機の定義
 ② 危機の4段階
 ③ 危機理論
4.ストレス・コーピング理論 (野末聖香)
 ① ストレスとは
 ② ストレスへのコーピング
5.システム理論 (野末聖香)
 ① 一般システム理論
 ② 一般生物体システム理論
 ③ 一般生物体システム理論の適用:システムズ・アプローチ
6.保健行動論 (中西純子)
 ① 保健行動の定義と分類
 ② 保健行動のモデル
 ③ 保健行動理論の実践適用

第5章 看護倫理の考え方(片田範子)
1. 看護/医療の倫理とその歴史
 ① 看護倫理とは
 ② 仕事と免許と責務/説明責任
 ③ 歴史からみた医療倫理
 ④ 人権運動と生命倫理
2. 看護における倫理的判断
 ① 倫理原則
 ② 看護職の倫理綱領
3.ケアリングと倫理
4.臨床現場で出会う看護倫理
 ① 医療現場で生じる倫理的課題
 ② 何を擁護するのか
 ③ 看護を行ううえで倫理的な行為が困難になる状況
 ④ 保健・医療・福祉を利用する患者・クライエントの立場
 ⑤ 医療システムの中での価値の明確化
 ⑥ 倫理的な実践を育む環境づくり

第6章 看護学の発展(野嶋佐由美)
1. 看護学の発展に向けての探求
 ① evidence-based nursing(EBN)
 ② 看護学の発展の中で看護研究が担う役割
 ③ 看護研究と看護実践の比較
2. 〈研究の問い〉の形成
 ① クリティカル・シンキングに基づいた〈研究の問い〉の形成
 ② 研究における概念の役割
3. 〈研究の問い〉から科学的な答えを導くプロセス
 ①〈研究の問い〉の種類
 ② 研究方法
 ③ 実験的介入
 ④ 介入がもたらす成果
 ⑤ 4つの〈研究の問い〉と4つの研究デザイン

資 料 日本看護協会「看護職の倫理綱領」 / 国際看護師協会「ICN看護師の倫理綱領」