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看護における概念開発
基礎・方法・応用
筆頭著者 近藤 麻理 (他監訳)
その他の著者等 片田範子 監訳
原著者 Beth L. Rodgers, Kathleen A. Knafl
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-64347-4
電子版発売日 2023年6月26日
ページ数 408
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-260-04347-2
印刷版発行年月 2023年3月
書籍・雑誌概要
Rodgers編集の概念分析・概念開発を俯瞰する基本書、待望の翻訳。
看護における概念分析の泰斗であるRodgersがKnaflと共に編んだ概念開発のバイブル。概念開発における哲学的基盤を踏まえながら、看護における実用性が意識され、研究者が活用しやすく編集されている。Rodgersの概念分析のみならず、Wilsonの概念分析、概念開発のハイブリッドモデルなど、おさえておくべき諸手法が紹介されている。看護の概念開発・理論開発にかかわるすべての人の座右の書となるだろう。
目次
第1章 看護における概念開発の序論
第2章 概念開発の哲学的基盤
概念の看護的視点
概念の哲学的視点
概念と本質論
看護における概念開発への示唆
第3章 看護における知の統合と概念開発
知の統合に向けたアプローチ
概念分析へのアプローチ
考察
第4章 Wilsonの概念分析法
概念に関する問いの単離
正しいright答え
モデル例
相反例
関連例
境界例
考案例
社会的文脈
潜在的な不安
実用的な成果
言語での結果
結論
第5章 Wilsonの概念分析:技術の適用
概念に関する問いの単離
正しい答え
モデル例
相反例
関連例
境界例
考案例
社会的文脈
潜在的な不安
実用的な成果
言語での結果
結論
第6章 概念分析:進化的視点
進化的視点の哲学的基盤
進化的概念分析の方法
結論
第7章 悲嘆の概念:進化的視座
概念分析の方法
研究成果
概念としての悲嘆の進化
示唆
第8章 文化的文脈における悲嘆:学術文献を超えた概念分析の拡大
方法
結果
考察
結論
第9章 概念開発のハイブリッドモデルにおける拡張と推敲
ハイブリッドモデル
理論的なフェーズ
フィールドワークのフェーズ
最終分析のフェーズ
現在までのハイブリッドモデルの活用
第10章 Withdrawalの概念分析:ハイブリッドモデルの適用
Withdrawal:看護におけるその活用
Withdrawalの定義
Withdrawalの測定
フィールドワークのフェーズ──高齢の老人ホーム入居者でのWithdrawal
個別事例提示
結論
第11章 同時概念分析:複数の相互に関連する概念を開発するための1つの方略
独立した概念分析についての意見
同時概念分析
示唆
いくらか回答済みの質問
まとめ
第12章 概念分析と概念開発への多段階アプローチ
方法論的基盤:哲学
方法論的基盤:手順
結論
第13章 分析を超えて:概念分析のさらなる冒険
分析を超えて:概念の適用と試験
分析を超えて:新しい概念と相互関係の発見
分析を超えて:批判と脱構築
分析を超えて:表現の代替的形式
結論
第14章 実用的有益性の探究:文献の批判的評価による概念分析
概念の構造
概念の種類
実用的有益性の評価の原則
実用的有益性の確立
考察
第15章 批判的パラダイムにおける概念開発
概念開発におけるパラダイムの違い
概念開発において批判的視点がなぜ重要なのか?
言語と批判的伝統
批判的アプローチ
概念批判の方法
結論
第16章 看護における概念開発のための応用と今後の方向性
概念開発技法の他の応用
看護における概念開発の今後の方向性
索引