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バスキュラーアクセスのトラブルシューティング
筆頭著者 春口 洋昭 (編著)
日本医事新報社
電子版ISBN
電子版発売日 2022年5月16日
ページ数 272
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-7849-4910-6
印刷版発行年月 2022年3月
書籍・雑誌概要
様々な形態(AVF、AVG、カテーテル、動脈表在化など)の、様々なトラブル(狭窄、閉塞、瘤、静脈高圧症など)をいかに防ぎ、早期に発見し対応するか──プロの診かたがわかります!
●典型例から困難例まで収載。
●各症例末尾に「見抜くべき兆候」をまとめました。
●瘤やスリル音のエコー動画付き。
目次
I章 透析中に気づくトラブル
1 狭窄音
1)治療の必要あり
2)治療の必要なし
2 脱血不良
1)スリルは良いが,脱血不良を呈する
2)狭窄が原因
3)血圧低下,脱水など
4)針先が狭窄部や分岐部に当たる
5)グラフトの脱血不良
3 静脈圧上昇
1)返血側中枢の狭窄
2)過剰血流
4 再循環
1)血流量低下
2)見逃しやすい症例
5 止血不良
1)内圧上昇:PTAで対応
2)内圧上昇:グラフトバイパスで対応
3)穿刺部の皮膚の状態による止血不良
6 シャント血栓・閉塞
1)部分閉塞:シャント血流はある
2)完全閉塞:AVF
3)完全閉塞:AVG
4)慢性非血栓性閉塞
7 穿刺困難
1)内針が入りにくい
2)外筒が進まない・進みにくい
Ⅱ章 患者に生じるトラブル
1 上肢の腫脹
1)上肢全体の腫脹
2)前腕や手指の腫脹
2 腕や手の痛み
1)血管痛
2)手の痛み:スチール症候群以外
3)手の痛み:スチール症候群
3 瘤
1)シャント瘤
2)外科手術を要した症例①
3)外科手術を要した症例②
4 感染
1)グラフト感染:全抜去
2)グラフト感染:全抜去、動脈結紮
3)自己血管の感染
Ⅲ章 診断・対応に苦慮した症例
1 VA治療を繰り返した結果,上大静脈症候群を呈した血液透析患者の1例
2 過剰血流治療目的で左肘部内シャント閉鎖術を施行した翌日,術側上肢に重度の浮腫を発症した1例
3 塞栓部位が通常とは異なる脱血不良例/原因が多数存在したカフ型カテーテル脱血不良例
コラム
頻回に見るから気づかないもの
シャント外来の効用
シャント閉塞治療,今昔
穿刺あれこれ
ソアサム症候群
フィードバックと想像力