バスキュラーアクセスの手技&Tips
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バスキュラーアクセスの手技&Tips

腎臓内科医と形成外科医のコラボレーション 筆頭著者 岡崎 睦 (著者) その他の著者 佐藤英一 著者 メジカルビュー社 電子版ISBN 電子版発売日 2018年6月4日 ページ数 132 判型 A4変 印刷版ISBN 978-4-7583-1801-3 印刷版発行年月 2018年1月

書籍・雑誌概要

新規血液透析導入患者にバスキュラーアクセス(VA)を作製する際は,できるだけ長持ちし,穿刺のしやすい血管を作製したい。そのためには,さまざまな基礎疾患を抱える患者の血管状態に合わせ,適切な場所に,適切な血管を使用したVAをつくる必要がある。
本書は,血管吻合と創傷治癒のプロである形成外科医と,血液透析のプロである腎臓内科医がコラボレーションすることで,個々の患者に合ったVA作製のノウハウを,豊富な写真とイラストでわかりやすく解説している。また,作製した血管に起こりうる,瘤や狭窄・逆流などのトラブルに対してどう対処するかを,ケーススタディとして具体的に紹介。さらに,VA作製後の術後管理と穿刺までも解説している。
明日のVA作製時に試してみたいテクニックが必ずみつかる1冊である。

目次

Ⅰ章 筆者が推奨する手術器具
 
Ⅱ章 基本的バスキュラーアクセス手技
 1. 定型的左前腕遠位部内シャント造設
 2. 右前腕遠位部内シャント造設
 3. かぎタバコ窩での内シャント造設
 4. 前腕中・近位での内シャント造設
 5. 尺骨動脈-尺側皮静脈内シャント造設
 6. 上腕動脈表在化法
 7. 上腕動脈-橈側皮静脈内シャント造設
 8. 透析導入時の初回手術術式選択のまとめ
 
Ⅲ章 トラブルに対するケース・スタディー
 1. 静脈に生じた瘤・狭窄への対応
  【症例1】AVF付近に生じた瘤で,瘤と狭窄部を切除しても再吻合が可能な症例
  【症例2】狭窄部切除のみであれば吻合が可能な症例
  【症例3】狭窄部が長く,切除すると再吻合できない症例
 2. 静脈の狭窄・逆流・迷走への対応
  【症例1】AVFすぐ下流(前腕近位側)が閉塞し,逆流を介して上腕に流れている症例
  【症例2】RMAVFすぐ下流が狭窄し,逆流を介して上腕に流れている症例
  【症例3】複雑な逆流・迷走の症例
 3. 長期透析患者のトラブルに対する人工血管を用いた再建(AVG)
  【症例1】拡張した静脈-人工血管-上腕橈側皮静脈の症例
  【症例2】拡張した橈骨動脈-人工血管-上腕橈側皮静脈の症例
  【症例3】拡張した静脈-人工血管-上腕尺側の静脈の症例

Ⅳ章 術前・術後管理と穿刺

Tips
 ① モノポーラ型電気メスよりバイポーラ型止血摂子がよい理由
 ② へパリン生食水用には,なぜ10mL シリンジと20G サーフロー® 針の組み合わせがよいか
 ③ 局所麻酔注射について(1%キシロカインE®)
 ④ 橈側皮静脈(CV)の枝の処理について
 ⑤ モスキートペアンで,7-0 プロリン糸のような細い糸を把持する場合のコツ
 ⑥ 橈骨動脈と橈側皮静脈が離れている場合の吻合位置と方法の決定
 ⑦ 血管吻合における形成外科的感覚—縫合糸の選択,連続縫合 vs. 結節縫合—
 ⑧ 膜を破る前に局所麻酔の追加をする
 ⑨ 血管の条件の違いによる側々吻合手技の違いについて
 ⑩ 動静脈側端吻合の手技
 ⑪ 連続縫合は,針を無鈎摂子でとるとリズミカルではやい
 ⑫ その他の術式(1) 伴走静脈を表在化して橈骨動脈とAVF
 ⑬ 皮膚切開の方向と術後瘢痕
 ⑭ 動脈を側とした吻合は,破綻した場合に止血されにくい
 ⑮ 真皮縫合と垂直マットレス縫合の功罪
 ⑯ 上腕動脈表在化の術後に創縁皮膚壊死が生じた場合
 ⑰ 誤って静脈に穴をあけたときの修復法
 ⑱ その他の術式(2) 上腕尺側の静脈を表在化して上腕動脈とAVF
 ⑲ 神経を栄養する血管
 ⑳ 白色血栓と赤色血栓
 ㉑ ガーゼ・包帯の巻き方とシーネのあて方
 ㉒ 再手術の際の切開線について
 ㉓ 再手術の際のアプローチの順番
 ㉔ 血管壁の薄い静脈の端々吻合
 ㉕ 皮膚の構造と創傷治癒の大前提
 ㉖ 創の管理と抜糸の時期
 ㉗ 長期留置型カテーテルについて
 ㉘ 内シャント肢における血流量の変化
 ㉙ 術中の組織検査
 ㉚ 腎臓内科医からみたバスキュラーアクセスの評価

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