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在宅酸素療法をイチから学ぶ本
筆頭著者 郷間 厳 (編著)
堺市立総合医療センター 呼吸器疾患センター長/呼吸器内科部長
日本医事新報社
電子版ISBN 978-4-7849-6626-4
電子版発売日 2018年4月23日
ページ数 408
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-7849-4742-3
印刷版発行年月 2018年2月
書籍・雑誌概要
•若手向けの教育セミナーなどで登壇の多い郷間厳氏が編集・執筆を担当。COPDなど慢性呼吸器疾患の在宅治療・管理に用いられる「在宅酸素療法」について、基礎から適応病態別の処方、併用療法までを網羅し1冊にまとめました。
•在宅酸素療法の基礎知識から学びたい若手医師・医療スタッフのほか、在宅酸素療法について学び直したいベテランの先生にもおすすめです。
•付録として酸素濃縮装置の性能比較一覧付き。
目次
第Ⅰ章低酸素血症と酸素療法
1. 低酸素を生じる病態と酸素療法の有用性
①低酸素血症が生体に与える影響
②生命予後
③肺循環系
④ヘマトクリット値
⑤息切れ
⑥運動能
⑦認知機能
⑧肺機能
⑨QOL
⑩合併症
2. COPD増加の見通し
第Ⅱ章在宅酸素療法の適応と処方
1. 在宅酸素療法の保険適用
2.適応のための評価
①パルスオキシメータ
②6分間歩行試験 95
③デコンディショニング
④作業療法からみた評価
3.処方の実際
①安静時,運動時,睡眠時の流量設定
②長期酸素療法に用いる供給デバイス( マスク,カニューレなど)
③酸素供給装置
④加湿装置と加湿方法
⑤酸素節約デバイス
4.導入時の患者への説明
第Ⅲ章各種疾患ごとの長期酸素療法のエビデンス理解と説明のために
1. 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
2. 肺結核後遺症
3. 肺MAC症
4. 肺線維症・間質性肺炎
5. 肺 癌
6. 慢性心不全
7. 肺高血圧症
8. 睡眠呼吸障害/睡眠時無呼吸症候群
9. CPFE(combined pulmonary fibrosis and emphysema)
10. オーバーラップ症候群:COPDと閉塞性睡眠時無呼吸症候群
11. 肺内シャント疾患
12.エンド・オブ・ライフケア
第Ⅳ章長期酸素療法と併用したい治療
1. 呼吸リハビリテーション
①運動療法
②作業療法
2.栄養療法
3. 感染予防策
4. 吸入療法
5. 内服薬
6. 排痰補助器具
第Ⅴ章在宅酸素療法をさらにうまく使用するための知識
1. 在宅酸素療法の歴史
2. 火気取扱いの注意,特にタバコの危険性
3. 禁煙できない患者への働きかけ
4. 旅行を楽しむために
5. 震災等災害時の対応
6. 訪問の重要性
7. 患者とのコミュニケーションで力になる面接スタイル:動機づけ面接法の紹介
8. 多職種連携と医療連携の展開
第Ⅵ章在宅酸素療法と非侵襲型・侵襲型の陽圧換気療法の比較と併用
1. 拘束性換気障害
2.夜間睡眠時呼吸不全
3. 高度肥満
第Ⅶ章在宅呼吸ケア白書より
1. 日本の現状と今後
コラム:肺動脈性肺高血圧症を伴う重症COPDへの一酸化窒素投与の有効性
付:在宅酸素装置の実際
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