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漢方治療の診断と実践
漢方水嶋塾講義録
筆頭著者 水嶋丈雄 (著)
水嶋クリニック院長
三和書籍
電子版ISBN 978-4-86251-217-8
電子版発売日 2017年3月6日
ページ数 410
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-86251-136-2
印刷版発行年月 2012年8月
書籍・雑誌概要
本書は、医師向けの漢方塾の講義録である。 漢方といっても日本漢方の流派や中医学のやりかたなど、さまざまな方法論がある。本書では、臨床に携わる医師のために、現代医学からみた漢方のとらえ方と、日本や中国のそれぞれのやり方について、その長所と短所を網羅して解説している。
目次
第1章 漢方診療の実際 診断学(その1)
1-1 漢方治療の良い適応─BRMとしての補剤
1-2 自律神経と白血球
1-3 その他の薬
1-4 漢方診断学
1-5 舌診
1-6 脈診
1-7 風邪の脈
1-8 渋脈・弦脈
1-9 腹診
1-10 柴胡剤
1-11 横隔膜の可動域
1-12 補剤の機能と使用法
1-13 民間薬の評価
1-14 人参・黄耆・白朮(蒼朮)・甘草
1-15 十全大補湯
1-16 補中益気湯
1-17 人参養栄湯
1-18 十全大補湯と補中益気湯の使い分け
[質疑応答]
第2章 漢方診療の実際 診断学(その2)
2-1 舌診・脈診・腹診の特徴
2-2 虚熱を取る滋陰降火湯・滋陰至宝湯
2-3 舌診─水毒─利水剤と利尿剤
2-4 舌診─歯型と嫩舌
2-5 舌診
2-6 腹診
2-7 胸脇苦満
2-8 腹診
2-9 脈診
2-10 膵臓
2-11 陽の脈,陰の脈
2-12 傷寒中風
2-13 脈の浮沈
2-14 陽浮にして陰弱
2-15 経方理論を読み解く
[質疑応答]
第3章 太陽病について(感冒の漢方治療)
3-1 風邪と漢方薬
3-2 リンパが多い人の風邪
3-3 ストレスが多い人の風邪
3-4 厥陰病,霍乱病
3-5 桂枝湯
3-6 桂枝加朮附湯・桂枝加桂湯
3-7 桂枝加竜骨牡蛎湯
3-8 黄耆建中湯
3-9 桂枝湯投与のポイント
3-10 桂枝加芍薬増量群
3-11 苓桂朮甘湯
3-12 当帰四逆加呉茱萸生姜湯
3-13 桂枝加附子湯・桂枝加黄耆湯
3-14 桂枝加葛根湯・桂枝加厚朴杏仁湯・桂枝加竜骨牡蛎湯
3-15 麻黄湯
3-16 麻黄附子細辛湯・小青竜湯・越婢加朮湯
3-17 葛根湯
3-18 桂麻各半湯
3-19 麻黄湯と桂枝湯
3-20 症例
[質疑応答]
第4章 時間医学とは(漢方の時間医学)
4-1 時間医学
4-2 時間医学と漢方
4-3 釣藤散
4-4 時間医学の漢方への応用
4-5 漢方の4大分類─附子のグループ
4-6 四逆湯・清暑益気湯その他
4-7 真武湯の特徴
4-8 石膏のグループ
4-9 柴胡剤のグループ
第5章 少陽病について(柴胡剤の用い方)
5-1 外的因子に対する守り神
5-2 現代医学と柴胡剤の違いは何か
5-3 リンパ球の分類
5-4 少陽病の基本
5-5 小柴胡湯
5-6 少陽病について
5-7 大柴胡湯
5-8 柴胡桂枝湯・柴胡清肝湯
5-9 柴胡加竜骨牡蠣湯・抑肝散
5-10 四逆散
5-11 柴胡桂枝乾姜湯
5-12 まとめ
第6章 利水剤について(五苓散の用い方)
6-1 水(津液)の概念
6-2 水滞による病症
6-3 外燥と内燥
6-4 五苓散の働き
6-5 外痰と内痰
6-6 パーキンソン病の漢方治療
6-7 五苓散の基本
6-8 五苓散
6-9 茵蔯五苓散
6-10 苓桂朮甘湯
6-11 苓桂甘棗湯・苓桂味甘湯
6-12 苓桂甘棗湯
6-13 苓姜朮甘湯
6-14 防已黄耆湯
6-15 防已茯苓湯
6-16 茯苓飲
6-17 小半夏加茯苓湯
6-18 分消湯・当帰貝母苦参丸・呉茱萸湯・その他
6-19 猪苓湯・五淋散
6-20 清心蓮子飲
6-21 竜胆瀉肝湯
[質疑応答]
第7章 黄連グループの臨床(実証の胃腸疾患)
7-1 黄連(瀉心湯)グループ
7-2 半夏瀉心湯
7-3 三黄瀉心湯
7-4 黄連解毒湯 その他
7-5 高血圧症の漢方
7-6 生姜瀉心湯
7-7 甘草瀉心湯
7-8 附子瀉心湯
7-9 黄芩湯
7-10 黄連湯
7-11 梔子豉湯
7-12 ウイルス性胃腸炎その他
7-13 偽アルドステロン症について
第8章 参耆剤の運用(虚証の胃腸疾患)
8-1 人参剤について
8-2 金元四大家
8-3 脾胃の診断
8-4 人参湯
8-5 呉茱萸湯
8-6 四君子湯
8-7 六君子湯
8-8 柴芍六君子湯
8-9 化食養脾湯
8-10 八珍湯
8-11 十全大補湯
8-12 人参養栄湯
8-13 補中益気湯
8-14 清暑益気湯
8-15 帰脾湯
8-16 防已黄耆湯
[質疑応答]
第9章 滋陰剤の運用(老年疾患と呼吸器疾患)
9-1 滋陰剤とは
9-2 補腎剤について
9-3 漢方における腎の働き
9-4 腎虚
9-5 八味地黄丸
9-6 牛車腎気丸
9-7 地黄丸の応用
9-8 六味丸
9-9 知柏六味丸
9-10 清心蓮子飲
9-11 肺の滋陰剤
9-12 麦門冬湯
9-13 清肺湯
9-14 滋陰降火湯
9-15 滋陰至宝湯
9-16 竹筎温胆湯
9-17 慢性呼吸器疾患
9-18 風邪症候群に対する漢方
9-19 遷延性咳嗽
[質疑応答]
第10章 気剤(心身症の漢方)
10-1 心身症とは
10-2 心身症の種類
10-3 自律神経失調症
10-4 不安障害と気分障害
10-5 セロトニンとは
10-6 心身症レベル
10-7 依存はなぜ起こるのか
10-8 仮面うつ病
10-9 自律神経を調整する漢方
10-10 桂枝人参湯
10-11 四逆散
10-12 『勿誤薬室方函口訣』と『勿誤薬室方函』
10-13 抑肝散
10-14 釣藤散
10-15 自律神経失調症を克服するには
10-16 抗不安の漢方薬
10-17 大承気湯
10-18 黄連解毒湯
10-19 加味逍遥散
10-20 三黄瀉心湯
10-21 柴胡加竜骨牡蛎湯
10-22 桂枝加竜骨牡蛎湯
10-23 柴胡桂枝乾姜湯
10-24 不安が強いとき
10-25 うつに対する漢方薬
10-26 半夏厚朴湯
10-27 香蘇散
10-28 奔豚湯
10-29 肘後方
10-30 疲れたときは
10-31 睡眠効果のある漢方
10-32 酸棗仁湯
10-33 甘麦大棗湯
10-34 加味帰脾湯
10-35 竹筎温胆湯
10-36 不眠には
10-37 チック
10-38 過換気症候群
10-39 過敏性腸症候群
10-40 機能性胃腸障害
10-41 気管支喘息
10-42 五月病
10-43 月経随伴症状
10-44 更年期障害
10-45 性更年期障害
10-46 摂食障害
10-47 舌痛症
10-48 繊維筋痛症
10-49 慢性疲労症候群
10-50 夜尿症
10-51 癇癪持ち
10-52 半夏厚朴湯・香蘇散
10-53 症状から見た心身症
10-54 カウンセリングの基本
10-55 行動療法
10-56 笑顔が一番
第11章 婦人科不定愁訴群の漢方治療
11-1 不定愁訴
11-2 加味逍遥散
11-3 抑肝散
11-4 柴胡加竜骨牡蛎湯
11-5 柴胡桂枝乾姜湯
11-6 桂枝加竜骨牡蛎湯
11-7 当帰四逆加呉茱萸生姜湯
11-8 分心気飲
11-9 清暑益気湯
11-10 補中益気湯その他
11-11 桃核承気湯
11-12 清心蓮子飲
11-13 桂枝茯苓丸
11-14 活血化瘀薬
11-15 活血グループ
11-16 活血グループ(駆瘀血剤)のまとめ
11-17 当帰剤
11-18 当帰芍薬散
11-19 温経湯
11-20 婦人科漢方投与のコツ
11-21 女神散
11-22 香蘇散
11-23 症状からみた心身症
11-24 インフルエンザ対策
11-25 更年期障害
第12章 皮膚疾患の漢方治療
12-1 漢方の良い適応
12-2 温病(湿疹の弁証)
12-3 温病の方剤
12-4 皮膚病
12-5 漢方診断学と皮膚疾患
12-6 漢方の基本(外的因子)
12-7 桂枝湯グループ
12-8 麻黄湯グループ
12-9 附子グループ
12-10 白虎湯グループ
12-11 消風散
12-12 承気湯(大黄)グループ
12-13 茵陳蒿湯
12-14 防風通聖散
12-15 黄連(胃熱)グループ
12-16 補剤
12-17 五苓散(水毒)グループ
12-18 温経湯
12-19 補剤の作用
12-20 アトピー性皮膚炎
12-21 アトピー性皮膚炎の漢方治療
12-22 治頭瘡一方
12-23 当帰飲子
12-24 十味敗毒湯
12-25 アトピー性皮膚炎の漢方治療2
12-26 加味逍遥散
12-27 皮膚疾患と漢方
12-28 TH2抑制剤としての漢方
[質疑応答]
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◆保険で使える漢方用生薬一覧
索引