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雑誌
パッカーのケースレポート執筆完全ガイド
価値づけの技法と実践へのステップ
筆頭著者 鹿野 泰寛 (訳)
MEDSI
電子版ISBN 978-4-8157-0354-7
電子版発売日 2025年10月6日
ページ数 208
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-8157-3141-0
印刷版発行年月 2025年9月
書籍・雑誌概要
症例報告には明日の臨床、教育、研究を変える力がある
本書を読んで、あなたの症例の価値を最大化し、論文化しよう
単なるケースレポート(症例報告)論文の書き方指南書にとどまらない、症例選びから掲載・出版後までを視野に入れたガイドブック。症例報告の各タイプを初めて体系的に整理し、経験則だけでなくエビデンスに裏打ちされた、本質を突く実践的アドバイスを提供。また、症例報告がもつ“価値”と“実益”をわかりやすく整理・言語化し、症例報告の歴史についても解説。このように指導者層・学習者層それぞれに役立つ情報が盛り込まれている。症例報告論文作成を指導する医師、症例報告論文のアクセプトや掲載を目指す若手医師に最適。
目次
1. 序章
症例報告を書くということ
ビブラートを失ったバイオリニスト
症例報告のエビデンスとしての価値:「実際に何が起こったのか」
症例報告の影響力
21世紀における症例報告の形と機能
2. 症例報告の歴史
古代および中世における症例報告
近代的な症例報告の起源
症例報告の隆盛,衰退,そして(電子的)復活
3. 症例報告の教育的価値
症例報告を読むことの教育的メリット
医学生と研修医にとっての症例報告執筆の教育的メリット
臨床医にとっての症例報告執筆の教育的メリット
4. 症例報告の実益
医学文献としての貢献
ガイドラインの必要性
患者ケアへの貢献
キャリアップ
5. 私の症例は論文化に値するか?
“良い症例”の条件とは?
あなたの症例を評価するプロセス
6. まず何から始めるべきか?
1. 同意を取得する
2. 画像やデータは早めに集める
3. チームを編成する
4. とにかく何か書こう!
7. トラディショナルな症例報告の書き方
タイトル
抄録(Abstract)
導入(Introduction)
症例記述
タイムライン
考察(Discussion)
1. 症例の文脈
2. 事象の説明:仮説の構築
3. 推論:示唆をさらに広げる
4. 教育的ポイント(Teaching point)
CAREガイドラインとチェックリスト
8. 特殊なタイプの症例報告
薬物有害反応の症例報告
N-of-1試験
症例シリーズ
臨床画像論文
“臨床クイズ”論文や“謎解き画像”論文
9. 臨床ビネット抄録の書き方
1. まずは症例(ストーリー)を語れ! その後,20のTipsに従ってブラッシュアップせよ
2. 良い学習目標を示せ
3. 焦点を絞った考察(Discussion)を書け
10. 問題解決型の症例報告の書き方
症例の選択
計画段階
症例プロトコルの構成
症例ディスカッションの構成
論文原稿の執筆
臨床推論に特に重点を置いたジャーナル
最終ステップ
オーサーシップについての原則
11. 症例報告の原稿を投稿する
読者ターゲットを定める
ジャーナルとフォーマットの選択
ハゲタカ出版社
症例報告の原稿を投稿する
12. ジャーナル側の視点
投稿前チェックリスト
査読への対応
13. 論文が掲載された!
15分間の名声
査読の機会
論説の執筆機会
論文のインデックス化
出版アナリティクスとソーシャルメディア
14. 症例報告の未来