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トップジャーナルへの掲載を叶える ケースレポート執筆法
筆頭著者 向川原 充 (他著)
その他の著者等 金城光代 著
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-65018-2
電子版発売日 2023年3月20日
ページ数 216
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-260-05018-0
印刷版発行年月 2023年1月
書籍・雑誌概要
アクセプトの鍵は、ロジックと記憶に残るストーリーにある
アクセプトされる症例報告を書くポイントは? この症例は報告に値するだろうか? どのようなスケジュールで進めればいい? 臨床で出合った症例を紙面に残して報告するのは、臨床医としての大切な役割だ。初学者向けの基礎から熟練者による指導方法まで、効果的な執筆プロセスを解説。臨床医の多忙な業務の合間にも執筆を進められる「考え方」や「方法論」を提示する。
目次
序章 インパクトの高い症例報告を執筆するために
症例報告の種類
症例報告執筆の考え方
効果的かつ効率的な執筆の方法
本書の目的と構成
本書の活用方法
column 1 臨床医がなぜ症例報告を執筆するのか
第1章 症例の学びを抽出する
臨床医としての学びと,症例報告としての学びは異なる
報告に適した症例を見極める
学びを洗練させる方法
症例の適切さと学びの質を確認する
column 2 画像の投稿について
第2章 ストーリーを抽出し,症例報告を構築する
記憶に残る,ストーリーの型を活用する
症例提示を構築する
推敲する
column 3 エピソードを文献にまとめる
第3章 効果的な執筆チームを構成する
効果的な執筆チームの構成
目標を設定する
執筆に当たっての注意点
指導上の注意点
column 4 論文執筆を戦略的に行う
第4章 ディスカッションを組み立てる
症例の学びを抽出する(第1章の復習)
ディスカッションの論理構成,段落構成,その構築方法を理解する
ステップ 1 │ ディスカッションの4つの構成要素を考える
ステップ 2 │ 段落構成を考えて,構成要素の内容を振り分ける
ステップ 3 │ 執筆を行う
ステップ 4 │ 論拠となる文献の研究デザインを同定し,文献を検索する
ステップ 5 │ 論拠となる文献を,批判的吟味を行った上で引用する
ステップ 6 │ 全体を見直して推敲する
column 5 効果的な指導とは
第5章 投稿できる体裁に整える
投稿要件と既存文献を再確認する
著者基準(Authorship criteria)を確認する
患者と家族の想いに配慮する
医療従事者の想いに配慮する
カバーレターを執筆する
column 6 症例検討会の逆再生──執筆を想定して英語を学ぶ
第6章 フォローアップを確実に行う
修正・再投稿・催促を行う
掲載までの編集作業,および謝辞と報告を行う
掲載後の対応を,最後まで確実に行う
column 7 信頼できる責任著者となるために
謝辞
さいごに
索引